慶應通信のレポートの書き方:参考文献の探し方と選び方

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参考文献は大学図書館で探してください

レポートを書くのに使用した文献を「参考文献」といいます。実際のところ、レポートの質は参考文献によって決まります。

 

良い参考文献を見つけることができた時点で、そのレポート作成にあたり参考にした文献を「参考文献」と呼びます。レポートを書く際は、自分自身で文献を選択し、レポートの情報源として使用します。

 

良い参考文献を見つけられた時点でそのレポートは成功したも同然なので、参考文献の探し方や選び方を学ぶことは重要です。

 

参考文献を探す際の注意点として、「学術書に限定する」ことが挙げられます。

 

よく近場の図書館で済まそうとする人がいますが、資料集や一般書は情報量が少なくく、レポートに必要な知識が得られません。

 

ただ、参考文献とは、その名の通りレポートを書く上で「参考」に値する文献を指すため、基本的に学術書が対象となります。

 

そのため、学術書が豊富な大学図書館か、国立図書館で探しましょう。

 

私の場合、ほとんどの文献を慶應義塾大学のメディアセンターで探し、科目に応じて、他大学の図書館、国立国会図書館、区立図書館、市立図書館を利用しました。は成功したも同然なので、参考文献の選定基準を学んでください。

参考文献の選定手順

図書館で真っ先に探すべき参考文献は決まっています。

 

「テキスト科目履修要綱」で指定された文献です。

 

指定文献はレポートを書く上で有用な、いわば「第二のテキスト」です。テキストと指定文献があれば基本的な知識を得られるので、必ず入手して読むようにしてください。

 

ただ、それでも必要な情報が足りない場合があります。このような場合、自分の裁量で別の文献を探さないといけません。

 

実際のところ、レポートはこの「指定文献以外の参考文献」で差がつきます。

 

参考文献の選択基準は、第一に十分な情報が載っているかです。

 

文献は数多く存在しますが、自分に必要な情報が載っているものはごく一部です。目次や索引で情報の有無を確認し、該当する文献のみ残しましょう。

 

第二に読みやすいかどうかです。

 

どんなに素晴らしい内容でも、十分に理解できなければ意味がありません。そのため、平易な表現で書かれていて、直感的に分かりやすいと思える文献を選択しましょう。

 

このようにして、指定文献の他に2、3冊揃えてください。

参考文献は参照ページと裏表紙をコピーする

参考文献を選択したら、貸出を受けるか、参照ページのコピーを取りましょう。

 

その場で理解できても、レポートを書いていくうちに必ず疑問点が生じます。そのため、いつでも再確認できるように手元に残す必要があるのです。

 

慶應義塾大学メディアメディアセンターの場合、慶通生は貸出不可ですが、設置されたコピー機は使用できます。

 

コピーの際は、裏表紙も忘れずにコピーしてください。

 

参考文献や引用文献などの文献表を作成する際、裏表紙に記載の文献情報が必要になるためです。文献表には、「著書名、著者名、出版年、出版社、ページ数」を記載します。

 

レポートの体裁として、文献表には指定文献を含めて、3冊〜5冊程度載せられると良いでしょう。少しでも参考にした文献は記載できるので、あまりにも少ない場合、後から参考文献を増やして追加してください。

 

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