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テーマが広いと書きやすいは間違い

どんな文章にも「テーマ」というものがあります。

 

それは文章の題材のことであり、支離滅裂な内容になるのを防ぐため、基本的にすべての文章はテーマを持っています。

 

今回は、レポートのテーマについて説明していきたいと思います。

 

さて、テーマには文章を書くのを促進するものと抑制するものがあります。

 

例として「作文」を考えます。皆さんが小学生の時に書いたあの「作文」です。

 

皆さんに次の2つのお題から1つを選んでもらいます。

 

A:運動会について書きなさい
B:運動会のリレーで学んだことを書きなさい

 

直観でどちらの方が書きやすそうだと思いますか。

 

ここでAを選んだ人は、後で後悔します。

 

なぜかと言うと、テーマが漠然としているから。

 

「運動会について書きなさい」と言われても、そのまま書き始めることはできません。まさか「朝6時に起きて、7時に朝ご飯を食べて、・・・16時に解散しました。以上!」と書く人はいないと思います。

 

一見、テーマが広い方が書きやすそうに見えますが、それは幻想です。漠然としたテーマでは、あとで結局テーマを絞る羽目になるのです。

課題の再定義

適切なテーマが決まると、初めて文章を具体的に考えることができます。

 

例えば、「毎日リレーの練習をして一番になれたから、練習の大切さを書こう」など具体的な方向性が決まりますね。

 

その場合、「リレー」という枠組みから外れたイベントは扱いません。玉入れや応援合戦はすべて除外します。

 

あくまで、その枠組みの中で具体的に書くことを大切にしてください。

 

さて、ここで注目したいことは、お題=実際のテーマではないことです。

 

「運動会のリレーについて」→「リレーから学んだ練習の大切さ」というように、お題そのものを自分なりにアレンジしていますね。そのもとで、テーマを絞っていることに気付きます。

 

このアレンジを「課題の再定義」と呼びます。

 

 

さて、この辺でレポートの話に切り替えます。

 

レポートにおいても課題からテーマを設定する事は必須です。そのためには課題を再定義し、テーマを絞る必要があります。

 

例えば「江戸時代の農民について論じなさい」というレポート課題を見た時、文字通り受け止めてレポートを書いたら大変なことになります。実際に江戸時代の農民すべてを論じるなんて、どう考えても無理ですよね。当然そんなこと求められていません。

 

そこで、あなたが行わなくてはいけないことは、課題の再定義です。

 

課題を捉え直し、聞かれていることを明らかにします。その下で具体的なテーマが見えてきます。

 

先の例で言えば、「江戸時代の農民について論じなさい」という課題を再定義して、「江戸時代の農民の歴史を概観すればいいのでは・・・!」となり、「江戸時代の農民の歴史」というテーマが決まるのです。

テーマに対して切り口を決める

最後に、もう1つ重要なことを教えます。

 

テーマを絞るのは、文章を書く上での準備が整っただけです。それだけでは良い文章になる保証はありません。

 

例えば「江戸時代の農民の歴史」と言っても、年表を箇条書きにするだけでは、まとまりなくダラダラした印象を受けますよね。

 

いくら説明型レポートであっても、多少は分析してください。

 

そのために必要なことは、自分の注目するポイントを決めて、アプローチ方法を具体的にすることです。

 

テーマに対して、切り口を決めると言ったらイメージしやすいかも知れません。

 

これは簡単で、「〜という観点からみて・・・(テーマ名)について論じる」とすればよいのです。

 

例えば、「江戸時代の上級農民と下級農民の衣食住の違いからみる農民の歴史」です。

 

このようにアプローチを決めてしまえば、無計画に述べるよりずっと分析的な論述になります。同じ説明でも全く印象が変わります。

 

 

今回の内容をまとめます。

 

課題からテーマを決めるには

 

@課題を再定義すること

 

A切り口を決めること

 

この2点を考えると良いです。

 

 

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