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レポートの文献表には学術本を記載しなければなりませんが、勉強の過程でネットを一切利用できないかと言うと、そうではありません。ネットで完結させなければ、利用しても良いのです。
実際のところ、総合教育科目のレポートの答えは、ネット上ですべて揃います。例えば、「有効需要の概念を説明せよ」というレポート課題では、ネット検索すれば正しい答えなど一瞬で見つかります。
実際に、文献以上に分かりやすいサイトも多いため、ネットから学ぶこと自体は、何も悪いことではありません。
この学習方法のメリットは、「答え」が用意されている状態で、レポートを始められることです。既に答えを知っていれば、どんなに難しい文献であってもきちんと理解できるため、かなり効率的にインプットの作業を進めることができます。
一方で、ネットによる情報収集は、専門科目には向きません。専門科目のレポート課題は、入り組んだ内容がほとんどなので、うまく課題にマッチした記事が見つからないのです。
ただこの場合でも、1つの勉強ツールとして、ネットを利用することは十分有用です。それが、「概念そのもの」が分からない場合です。
例えば、「政治学」で民主主義を学ぶと、「ポリアーキー」という用語に遭遇します。この用語については、指定参考文献を読んだだけでは、全く新規の概念と思ってしまいがちです。
ただ実際には、大まかな意味は「デモクラシー(民主主義)」に過ぎません。そのため、私たちの社会と結びつきがあるため、まったくもって新規の概念ではありません。
それにも拘わらず、なぜ文献ではこのような結びつきを理解できないかと言うと、学術書は直接的な表現をせず、読み手の予備知識を用いて理解を任せているからです。そのため、丁寧に考察内容まで解説されることは決してありません。
一方で、ネット上にはポリアーキーがデモクラシーの一形態であることが明記されています。そのため、お手軽に分かりやすい情報を手に入れることができます。その反面、厳密な定義と比べると認識にズレが生じることもあります。
これが、ネットで完結してはいけない理由です。そのため、テキストや文献ではどうしても分からない場合だけネットを閲覧して、正しい理解の足場を作るよう利用してください。
ネットでとっかかりを掴み、文献で知識を固める
ネットの使い方は、他にも色々あります。うまく検索できさえすれば、ネット上には、考察の「ヒント」がいくらでも転がっています。
特に自由論述(自分でテーマ設定することが求められる)の場合は、テーマ設定から結論までの流れをすべて自分で決めないといけません。このとき、一度に多数の情報を閲覧できるネットは有用です。
例えば、社会問題を一つ挙げる課題の場合、ネットで「社会問題」と検索すれば、条件にマッチしたテーマが一瞬で見つかります。この芸当は文献では不可能なので、ネットを利用しない手はありません。
このようにネットと文献を組み合わせることで、勉強のハードルをかなり下げることができます。
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