サスペンスドラマ

レポート合格に必要不可欠なアウトライン作成。実例を挙げて説明します。

下書きの前に勝負は決まっている

レポートの書き方を完璧に理解するには、レポートを書く前の準備についてお話しする必要があります。準備の段階で、完成形の質とかかる時間はほぼ決まるからです。

 

レポート初心者ほど下書きまでの時間が早く、レポート上級者は完成までの時間が早いと言えます。このことから何が言えるかと言うと、上級者は初心者がやっていないことに時間を使っており、それがレポートを加速させているということです。

 

実を言うと、自分の能力以上にレポートの質を上げる方法があります。それがアウトラインを作る事です。

 

受かるレポートというものは、必ずアウトラインの上に作成されています。「本を読む→下書きする」ではなく、「本を読む→アウトライン作成→下書きする」という流れです。

 

このようにレポート上級者ほど準備に時間をかけ、一気に終わらせるのです。

アウトラインについて知ろう

アウトラインとは、レポート構成のことです。テーマ、論点、節立てなどを決め、スタートからゴールまでの大まかな流れを書き出します。これによるメリットは次のようなものです。

 

レポートの目的がはっきりする

レポートで中心的に述べたいこと(=テーマ)を明確にすることができます。慶應通信では文字数が多いレポートが評価されるわけではありません。内容がうまくまとまっているシンプルなレポートこそ評価されます。

 

レポートの全体像がはっきりする

「どこで」「何について」「どれだけ」述べていくかが一目瞭然になります。その結果、必要な文を過不足なく論じることができます。

 

目の前の課題がはっきりする

レポートを書き上げるスピードが上がります。内容を決めてから下書きするのと、それを考えながら下書きしていくのでは、質も時間も変わるのは当たり前のことです。

受かるアウトラインの作り方

それでは次のようなレポート課題の下で、合格レベルのアウトラインの作り方をお見せします。

 

江戸時代の上層農民と下層農民の違いについて述べよ。

 

この課題の特徴は、農民のどこに注目すればよいか分からないということです。一口に違いと言っても様々なアプローチができるので、この課題からは具体的なテーマが見えません。

 

そこでテーマを具体的に決める必要があります。例えば次のようなテーマがあります。

 

衣食住の違いについて

 

このようにレポートのテーマを決めることで、論じる題材と範囲を限定することができます。しかし、それだけでは結論を引き出すことはできません。

 

次に、問いを立てます。例えば次のようなものです。

 

上層農民と下層農民の衣食住の違いから何が言えるだろうか?

 

問いは「〜?」の形の疑問文で設定します。この問いに答えるために本論を展開し、結論を出します。

 

このようにテーマと問いがあれば、あっという間に本論の見通しがつくのです。

 

次に考えることは節立てです。問いの解答を出すために、本論ではどんな節を立てればよいかを考えます。

 

節立てのポイントは、結論から逆算することです。結論を出すために必要な内容を見つけ、それらを並べて論理性をチェックします。こうしてできた結論への階段が節になります。

 

そのため、節には節ごとのテーマがあります。アウトラインの段階では実際の文章を考える必要はないので、節ごとの大まかな内容を決めておきましょう。

 

今回は農民生活について述べるため、「衣」「食」「住」で1つずつ節を立てます。それぞれの節で上層農民と下層農民ごとに衣食住を述べ、最後にその差異に対して考察を加えるという形になります。

アウトラインの例

第一節:衣服
上層農民と下層農民の衣服に関する説明

 

第二節:食事
上層農民と下層農民の食事に関する説明

 

第三節:住居
上層農民と下層農民の住居に関する説明

 

第四節:考察
上層農民と下層農民の差異に関する考察

 

 

以上が本論のアウトラインです。

 

今回の場合の様に第一節から第三節までの説明を受けて、第四節で考察を加えるのは、非常にオーソドックスな手法です。論述の流れは「テキスト理解→考察」なので、テキストの内容をまとめた後で設問に答えるというセオリーを守ってください。

 

最終節は、設問に答えるために用意します。そのために第三節までに必要なことを述べておき、あいまいな記述を避けることで、両者の差異が浮かびあがります。それが考察の糸口になります。

 

あとはこのアウトラインに沿って書いていくだけで、まとまった印象のレポートができます。分量を抑えたい場合は、第四節の内容をこの後にくる結論に取り入れても構いません。

 

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