サスペンスドラマ

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文学レポートの最大の難関は、文学鑑賞です。

 

この文学鑑賞ですが、初めての人はほぼ100%の確率で、感想の域を出ません。感想を書けるならまだよい方で、人によっては「何を書いたら良いか分からない」といって手も足も出ないといった状況です。

 

そこでこのページでは、レポートにおける文学鑑賞の方法について説明していきます。

 

文学鑑賞は感想ではいけません。単なる感想と鑑賞の違いは、分析的であるかどうかです。

 

つまり、ある言動に対して、

 

・自分がどう思ったか→感想

 

・その人はなぜその言動を起こしたか→鑑賞

 

この様になります。

 

前者は自分の目線から離れることができていせん。それはただの感想です。感想からは何も生まれないので、読み手からしたら「だから何?」と思われてお終いです。

 

一方後者は自分の目線から離れ、相手の目線に立っています。この目線からあなたが思った事を「そこから読み取れることは〜である。」と述べれば、感想ではなく鑑賞となります。

 

次に、鑑賞は「テーマ」を持ちます。思ったことを述べるだけでは感想と同じなので、予めどんなことを鑑賞したいかを決めておきます。

 

例えば、「恋愛の苦悩」について鑑賞したい場合、まずは作中人物が恋愛に苦悩している描写をいくつかピックアップします。そこで、次の様な描写を挙げます。

 

「これまでは、ただ子供とばかり思って見ていた私に、一人前の青年の姿を認めたアンリエットは、いかにも悲しそうに、ゆっくりと地面に目を伏せました。」(『谷間の百合』より引用)

 

文学レポートでは、このように小説の描写を引用し、テーマに沿って鑑賞していきます。

 

鑑賞の際に必ず行うことは、テーマを細分化して、なるべく具体的な切り口を見つけることです。今回の場合、恋愛の苦悩のうち「貞操心」という観点に注目します。

 

その結果、次のような鑑賞ができます。

 

フェリックスに対して、母として接することを決めていたアンリエットであったが、久しぶりに再会した彼の姿を見て、その決意は揺らいでしまう。「いかにも悲しそうに」と「ゆっくりと地面に目を伏せた」という描写からは、自らの決意と貞操心により苦しめられる未来を予感していることが読み取れる。

 

1つの描写に対する鑑賞の量は、上記の程度で構いません。

 

鑑賞の際のポイントは、「変化に注目する」ことです。

 

今回の場合であれば、彼女の中の「再開前のフェリックス像」と「再開後のフェリックス像」を比較し、なぜ悲しいという感情が起こったかを予想します。

 

予想のヒントは、「いかにも悲しそうに」や「ゆっくりと地面に目を伏せた」といった行動の描写です。

 

例えば、「いかにも」という言葉には、「わざとらしく」や「強調した態度で」という意味があります。そこで、なぜ相手に伝わるように悲しそうな素振りを見せたかを考えたとき、自分にとって何らかの不利益があるからだと考えられます。

 

その不利益とは何かというと、自らのうちから起こる心理的な拘束だと考察できます。それはつまり、貞操心です。

 

このように相手の言動に注目し、その人が何を考えているのかを把握した後に、テーマに合わせて考察を加えてください。そうすることで、貞操心というテーマから、引用した描写をライトアップしてあげることができます。

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