慶應通信の英語:長文読解に必要な英文の見方

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英語が苦手な人は「英文の見方」が違う

慶通生にとって、英語の長文読解力は必須です。「英語T」のレポート、「英語U」の科目試験対策、「英語V」と「英語Z」ではレポートと科目試験の両方で読解力が問われるからです。

 

長文読解にはコツがあります。コツを掴んで読めば、すぐに合格ラインに届きますが、自己流では何年かけても合格できないという特徴があります。

 

ただ、そのコツについては誰も教えてくれません。教えてくれるとしても、ある程度実力がある人向けの内容なので、一から学ぶ人は置いてきぼりにされてしまうのです。

 

それでは意味がないので、私は知識0の人でも理解できる内容を教えます。

 

まずは、英文が苦手な人の共通点を教えます。

 

それは、「英文の見方」に問題がああります。

 

英語が苦手な人は、単語ばかり見て、文全体を見ません。つまり、文構造という概念を無視して文を眺めているのです。

 

例えば、「Playing baseball is fun.」という文を見たとき、「Playing /baseball /is /fun.」と単語ごとに切り離し、「文の主語はなにか」を考えません。

 

一方、英語が得意な人は、このような見方をしません。

 

「Playing」と「baseball」はセットで主語になるので、2つで1つの単語のように考えます。そして、この主語に対する動詞が「is」なので、「Playing baseball /is」と区切りを入れます。

 

これにより、「野球をすることは〜です。」という骨組みが完成し、そこに「fun(楽しい)」を当てはめることで、最終的に「野球をすることは楽しいです。」と訳します。

 

こういった見方は、文が複雑になるほど重要になります。まずは、英語が苦手な人は英文の見方そのものが間違っているということを認識してください。

「文」とは何か

それでは、このような長文読解に必要な視点について詳しく解説します。

 

それは、以下の3点に集約できます。

 

・文の骨組みを意識する

 

・修飾‐被修飾の関係を意識する

 

・接続詞の訳し順を理解する

 

まずは「文」とは何かを理解しましょう。

 

文の定義とは、主語と動詞を持つことです。日本語でも、「(誰が)、(何だ)」、「(誰が)、(どうする)」、「(誰が)、(どんなだ)」という骨組みが分かれば、大体の内容を理解できます。

 

英文も同じです。「主語(〜は)」と「動詞(〜する)」は文の最も基本的な情報を示す「骨組み」なので、文を読む際はまず骨組みに注目し、主語と動詞の関係を理解することが重要です。

 

なかには、1つの文に主語や動詞が複数あるように見えることもあります。

 

例えば、「The girl who is runnning in tne park is my sister.」という文には、be動詞「is」が2つ存在しています。

 

ただ、文に動詞は1つなので、どちらか一方は動詞ではないことになります。

 

このような場合、片方は「修飾語の一部」と考えることで矛盾なく理解できます。

 

つまり、最初の「is」は関係代名詞「who節」の中にあるので「The girl」の修飾語であり、主語の一部だと考えることができます。そのため、「The girl who is runnning in tne park」 という長い主語に対する動詞が、その直後にある「is」ということになります。

 

これにより、「公園で走っている女の子は、〜です。」という、「誰がどうする」の型であることが理解できます。

接続詞の節を先に訳す

最後に、接続詞について説明します。

 

接続詞は、「文」と「文」を繋ぐ接着剤のような役割を果たします。

 

「and(そして)」、「but(しかし)」、「because(〜だから)」、「if(もし〜ならば)」、「when(〜のとき)」、「taht(〜だと、〜ということ)」などの接続詞により、順接や逆接、因果関係などを表現できます。

 

接続詞の後にはもう一度「文」が続くので、長文中にひと際目立つ長い文を見かけた場合、接続詞によって結ばれた文であることが多いです。それを見抜くことができれば、接続詞で区切ることによってうまく訳せます。

 

その際のポイントは、従属節から訳すことです。

 

接続詞によって区切られた文を「節」といい、接続詞が含まれる節を従属節、そうでない節を主節と呼びます。

 

例えば、「She was watching TV when I came home.」という文は、「She was watching TV」が主節、「when I came home」が従属節になります。

 

このうち、書き手が本当に言いたいことは主節であり、従属節は主節が成立する条件を述べたものに過ぎません。

 

日本語の場合、最初に前提条件を言い、最後に結論を述べるので、英文は「従属節→主節」の順に見ることで、うまく訳すことができるのです。

 

したがって、「when I came home→She was watching TV」の順に読み、「私が家に帰ったとき→彼女はテレビを見ていた」と訳します。

 

ちなみに、このルールは、次のように主節から始まる接続詞の文であっても問題なく使えます。

 

「If it is fine tommorrow, I will play soccer.」という文では、「If it is fine tommorrow→I will play soccer.」の順に見て、「もし明日晴れたら、私はサッカーをするでしょう」と約します。

 

長文で接続詞を見つけたら、「従属節から訳す」と覚えておきましょう。

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