動名詞とは
動名詞とは、その名称の通り、動詞を名詞化したものです。どのような動詞も語尾に「〜こと」をつけるだけで、「〜すること」という動名詞になります。動名詞は文の主語、目的語、補語になれます。
公式
〜ing/〜すること
I like playing soccer.
(私はサッカーをすることが好きです)
「playing soccer」が「like」の目的語になっています。目的語は名詞の形を取らないといけないので、「play」に「ing」を付けた動名詞が用いられるわけです。
また、動名詞は文章の主語になれます。
Playing soccer is my hobby.
(サッカーをすることは私の趣味です)
「サッカーをするは〜」では主語にならないので、名詞化して「サッカーをすることは〜」とするため、動名詞が用いられます。
最後に補語になる場合を見てみましょう。
My bobby is playing soccer.
(私の趣味はサッカーをすることです)
be動詞の文では、「S=C」の関係が成り立つため、Sが名詞ならCも名詞でなければなりません。そのため動名詞が用いられます。
前置詞の後は動名詞
前置詞の後に動詞を置く場合、必ず動名詞に変えます。前置詞とは、「at」「in」のようなスペルの短い語です。もともと前置詞の後ろは名詞という決まりがあるので、「前置詞+」動名詞」となります。
be good at 〜ing/〜することが得意だ
「at」が前置詞なので、後ろは動名詞になります。熟語として暗記するより、このように理由を理解したほうが覚えやすく上達の近道です。
ただ、注意が必要な語もあります。
look forward to 〜ing/〜することを楽しみにする
不定詞を勉強すると「to」の後ろは動詞の原形と考えがちですが、この場合の「to」は前置詞として使われていますので、後ろは動名詞になります。「to」の例外として覚えておきましょう。
動名詞の不定詞への書き換え
動名詞の文は不定詞(名詞的用法)を使って、次のように書き換えることもできます。
I like to play soccer.
To Play soccer is my hobby
My bobby is to play soccer.
しかし、動詞によってはこのような書き換えができず、目的語に動名詞を取ると決まっているものもあります。
「enjoy」、「finish」、「stop」
これらの動詞のあとは動名詞を用います。不定詞は使えません.
I enjoyed playing soccer.
(私はサッカーをすることを楽しんだ)
I finish studying English.
(私は英語を勉強し終えた)
He stopped smoking.
(彼は喫煙することを止めた)
「stop」に関しては、目的語に不定詞を取ることで「〜するために立ち止まる」という不定詞の用法になります。
He stopped to smoke.
(彼は煙草を吸うために立ち止まった)
目的語に不定詞を取るか動名詞を取るかで、文全体の意味がまったく異なるので注意してください。
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