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レポートは履修登録不要
通学課程では最初に1年分の履修科目を決めますが、通信教育課程では任意のタイミングで学びたい科目を自由に始めることができます。
この制度は「いつでも勉強できる」という半面、何から取り組めば良いか分からず、「いつまでも勉強しない」ことの原因になっています。
このページでは、レポート課題を選ぶ際の3つのポイントを紹介します。
単位数の多い科目
慶應通信の科目は、すべてに単位数が決められています。2単位科目を中心として、1〜4単位の科目が混在しています。
取得した単位は、単純に足し算をして積み重ねます。そのため、1単位科目を4科目履修する場合と4単位科目を1科目履修する場合では、同じ卒業所要単位となります。
科目によって単位数が違う理由の1つに、レポートの字数が挙げられます。
原則として1単位科目は2000字、2単位以上の科目は4000字が目安となり、ここから大幅にずれると評価が下がります。
ただ、レポート初学者ほど字数に慎重になり、卒業間近の人はまったく気にしないということがあります。これは、正しい内容であれば、字数も自然と適性なものになるからです。
私の場合、3000字〜6000字で合格しており、それ以上のレポートもありました。また、私の指導生を見ていても、字数に固執した講評はほとんどありません。
したがって、単位数と難易度はほとんど関係ありません。
実際に、1単位科目を4科目履修するより、4単位科目を1科目履修した方が圧倒的に楽です。履修科目で迷ったら、より単位数の多い科目を履修することがセオリーとなります。
科目間の関連性
慶應通信には科目の名称が似た科目が多く存在します。これらは同じ学問分野であり、科目ごとに独立した領域を扱っています。
レポート科目を選ぶコツは、こうした科目をまとめて手掛けることです。これらは似通った内容を学ぶので、一方の知識を他方の科目に活かせるためです。
例えば、総合教育科目と専門教育科目の「論理学」は、基本と応用の関係なので、できるだけ同時期に履修することが効率的です。
他にも、シリーズものをコンプリートするというコツもあります。
これは、「教育学」「教育心理学」「教育学概論」の教育学シリーズ、「文学」「フランス文学概説」「フランス文史」のフランス文学シリーズなどが挙げられます。
これらは1科目だけ単発で学ぶより、順番に学んでいく系統学習が適しています。次第に予備知識が増えるので、暗記中心の科目試験対策も有利に進めることができます。
科目試験対策のイメージ
意外かもしれませんが、レポート科目はレポート課題だけで決めてはいけません。科目試験でどのような問題が出題されるか、簡単にでも良いので把握する必要があります。
なぜなら、テキスト単位を取るということは、最終的に科目試験に合格することだからです。
なかには科目試験が難しく、レポートが合格しても諦めざるを得ない科目もあります。それでは非常にもったいないので、最初に科目試験対策をイメージし、対策できそうな科目のレポート課題を確認すると良いでしょう。
反対に、「持ち込み可」の科目は、レポート課題に関係なく履修すべきと言えます。テキストなどで調べながら回答できるので、対策なしでも合格できる可能性があるからです。
「持ち込み可」の科目の勉強の仕方はこちらのページに載せているので、最優先で履修してください。
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