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持ち込み可の科目を選択すべき理由
科目選択の原則は決まっています。科目試験対策がしやすい科目を選ぶことです。
これは、何度も同じ問題が出題されていたり、問題自体が易しい科目が該当します。ただ、これにも増して重要な条件があります。
それが、「持ち込み可」の科目を選ぶことです。
持ち込み可の科目は、科目試験対策が必要ないので、他の科目の半分の労力で単位が取れてしまいます。このように言うと、一切対策をせずに受験して大丈夫かと心配になる人もいます。
ただ、その心配はありません。持ち込み可の科目は、その場で十分対策ができます。そのため、これを対策するくらいなら、その時間を他の科目に充てた方が良いです。
書き写す手順は、次のようになります。
問題文からキーワード(調べる単語)を探す
テキストの目次や索引からキーワードを探し、関連箇所をざっと確認する
丸写しする
丸写しの際、文章の意味が分からなくても問題ありません。正しく書き写せるかが問われているので、必要な分だけを正確に写せば良いのです。
このように持ち込み可の科目は、カンニングが許された数少ない科目なのです。
真剣勝負の科目試験において、なぜ持ち込み可なのか
そもそも、なぜ持ち込みが認められているのでしょうか。これについても簡単に説明しておきます。
理由はとてもシンプルです。
持ち込まなければ、誰も解けないからです。
例えば、「科学哲学」のテキストは、何を書いているかさっぱり分からないうえ、分量も多いです。
その内容を一通り理解しろと言うのは、大学生の範疇を越えており、とても4単位に見合った勉強量とは言えません。
そのため、「科学哲学」が仮に持ち込みが不可だったら、誰も履修しないことは目に見えています。ただ、それでは科目自体なくなってしまいます。
そこで、持ち込み可にして、履修率を上げます。履修する人がいれば、科目を存続することができます。
このようなわけで、持ち込み可の科目は、それを餌に受講者を募っているので、堂々と書き写して良いわけです。
持ち込み可の科目一覧表
総合教育科目 | |
---|---|
A群 | 「化学」 |
C群 | 「社会学」、「地学」 |
D群 | 「統計学(A)」、「ドイツ語第二部」、「フランス語第二部」、「新・ドイツ語第二部」 |
E群 | 「哲学」、「ドイツ語第四部」、「フランス語第四部」 |
F群 | 「数学(微分・積分)」、「ドイツ語第三部」、「フランス語第三部」 |
文学部専門科目 | |
A群 | 「社会学史U」、「新・西洋史概説」、「ACADEMIC WRITINGT」、「フランス文学概説」、「新・教育思想史」 |
B群 | 「社会学史T」、「心理・教育統計学」、「西洋史特殊T」、「オリエント考古学」、「英語史」 |
C群 | 「科学哲学」、「考古学」 |
D群 | 「新・国語国文学古典研究X」、「日米比較文化論(総論)」 |
E群 | 「教育心理学」、「英文学特殊」 |
F群 | 「西洋哲学史U」、「社会心理学」、「日本史特殊T」、「ACADEMIC WRITINGU」、「近世英文学史」、「新・日本史特殊T」 |
経済学部 | |
A群 | 「簿記論」、「会社法(E」)、「労働法(E)」 |
B群 | 「国際貿易論」、「経営管理論」 |
C群 | 「計量経済学」、「原価計算」、「経済法(E)」 |
D群 | 「民法」 |
F群 | 「日本経済史」、「社会思想史」、「新・日本経済史」 |
法学部専門科目 | |
A群 | 「会社法(J」)、「債権総論」、「相続法」、「国際私法」、「労働法(J)」、「新・相続法」 |
B群 | 「商法総則」、「商行為法」 |
C群 | 「親族法」、「保険法」、「海商法」、「経済法(J)」、「政治学(J)」 |
D群 | 「債権各論」、「手形法」、「民事訴訟法」、「政治哲学」 |
E群 | 「破産法」 |
F群 | 「新・行政法物権法」、「新・刑事訴訟法」、「ロシアの政治」 |
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