サスペンスドラマ

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説明と論述

自分のレポートを読み返してみて、「なんか論文っぽくない!」という問題意識を持っている人がいると思います。

 

私もかつては作文に毛が生えたようなレポートしか書けなくて非常に悩んでいました。そういうレポートは例えるなら、古いOSを積んだPCです。全体的に性能が低く、すべての面で劣ります。

 

これはだれもが突き当たる壁なので、遅かれ早かれ間違った基盤を壊していかなければなりません。基盤から壊すと言っても、その方法は意外と簡単です。

 

レポートの根底はそれを形成する文章によって決まります。

 

説明か論述か

 

作文の域を出ないレポートは間違いなく論述になっていません。説明か感想文止まりです。それを論述へ変えていくだけで、すべての文章を一気に変えることができます。

 

このようなわけで、どうすれば論述になるかを意識することが大切です。その方法はとてもシンプルで、レポートの中にたった一行の文を入れるだけなのです。

論述の条件

皆さんは、今まで色々な文章を作ってきたことがあると思います。

 

作文、読書感想文、報告書・・・ペンを持たない日はないことからそれは明らかです。

 

ところで、これらの文章にはある共通点があります。

 

それは問いがないという事です。

 

例えば、作文の途中で、自ら「〜だろうか」と書ける人はあまりいないと思います。テーマについて一通り述べたら終了、こんなものでしょう。

 

これは作文としてはアリですが、論述としてはNGです。これが論述とその他の文章の違いです。

 

その作文にもし、「〜だろうか」という疑問文があって、その解決にスペースを使っていったなら、その作文は論述になっていたのです。

 

これについて具体的な例を挙げて説明していきます。

 

「運動会のリレーについて」というテーマで文章を書くとき、2種類の人がいます。

 

1つは「放課後毎日練習して、見事一等賞になれて、とてもうれしかったです。」と感想を書く人です。もう1つは「放課後毎日練習して、見事一等賞になれて、練習の大切さを学びました」と考察を書く人です。

 

このとき後者の文章が「論述」になります。両者の違いは、事実を説明するか事実に考察を加えるかです。感想文では事実を列挙し、それに楽しかったと感情を添えているだけですね。それに対し、論述では事実から何が言えているかを考察しています。

 

ここから1つの論述の条件が浮かび上がってきます。問いを持つことです。実際に感想文に「何を学んだか」と問うことによって、「練習の大切さを学んだ」という論述へ生まれ変わります。

 

このようなわけで、問いがあるだけでどんな文章も「論述」へ昇華するのです。

レポート課題になくても問いを立てる

問いによって、もう1つ重要なことが会得できます。

 

問いがあれば、当然答えが出てきますよね。上の例でも、「何を学んだか」→「練習の大切さ」という形で、自然に答えを導けます。

 

レポートではこの答えは必須です。

 

レポートは答えの一文とその他の文章から成り立っていると言っても過言ではありません。答えを出すために、他のすべての文は存在しているのです。

 

なぜかと言うと、レポートは学問だから。学問とは学んで問う事なので、レポートは答えを出すことを目的とした文章なのです。

 

正直、問いと答えのないレポートは、野球の試合にグローブを忘れるようなものです。言い方は悪いですが「超残念」なんです。

 

とは言え、当人はそれほど重大な忘れ物をしているということ気付家内と思います。

 

それはなぜかと言うと、私たちはまず課題を読みますよね。しかし基本的に具体的な問いは挙げられていません。課題の指示通りに進めると、確かに「説明」に終始してしまうのです。

 

しかし、課題に問いが書いてないからといって、問いが要らないことにはなりません。問いを立てることはレポートの常識です。

 

例えば、「代替財について論じてください」という課題を見て、本当に代替財について「だけ」述べたら落ちてしまいます。

 

だって、それは定義に過ぎませんから。そうならないために、代替財を論じるための「具体的な問い」を立てます。

 

それは「代替財はどういう状況で生じるだろうか?」のように簡単なもので構いません。その答えを出すことで、代替財を「論述」することができます。

 

このように論述には問いが必須であり、課題に無ければ自分で問いを立てる必要性を認識してください。

 

 

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