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講義と勉強の違い
学びの集大成と言える大学ですが、本当の意味で勉強できている大学生はかなり少ないと言えます。
多くの人はそもそも「勉強とは何か」について大きな勘違いをします。講義内容を理解し、覚えるだけで勉強した気になっているのです。
ただ、講義は勉強ではありません。
勉強とは知識の構造を変容させる行為であり、そのために情報をインプットするのが講義です。
この認識が間違っていると、講義を有効活用することができません。
このことは、慶通生にもそのまま当てはまります。
慶應通信には夏期スクーリングなど様々な講義がありますが、多くの慶通生は出席するだけで勉強した気になっています。
ただ、スクーリングは勉強ではなく、あくまでインプットの場です。そのため、その場で勉強を完結しようとするのではなく、なるべく多くのインプットを目的に臨まないといけません。
このように単なる「情報のインプット」と本当の「勉強」を分けて考えることで、講義を受ける際のノウハウについて理解できます。
講義内容をすべてメモする
なるべく多くの情報をインプットするためには、集中状態を維持する必要があります。単に集中力を高めるのではなく、一定時間それをキープすることが重要です。
それには脳の集中状態を理解し、強制的にその状態を作ってあげれば良いのです。
まず、集中状態とは雑念がない状態を指します。他のことを考えているとあっという間に講義内容を理解できなくなるので、一切の雑念を捨てて臨む必要があります。
これに最も適した作業は、講義内容をすべてメモすることです。
これにより、「傾聴→理解→表現」という流れが成立し、自然と集中状態を作ることができます。さらに、先生が話すペースで手を動かし続けるので、雑念が浮かぶ暇もありません。
このようにして脳を強制的に集中状態にして、それをキープすることができるのです。
その結果、講義の密度が上がり、様々な気付きが生まれます。
それは、分からないことが分かるようになることです。これにより、スムーズに勉強に移れるようになります。
このように、スクーリングの一番の収穫は不明点の発見です。スクーリングを正しく活用することで、「勉強のスタート地点」に立つことができるのです。
ここまで読めば、スクーリングに出席するだけの人とかなりの差が生まれることを理解できると思います。
次回のスクーリングでは、勉強について正しい認識を持ち、集中状態を実践してください。
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