慶應通信のレポートの書き方:「節立て」についての大まかなイメージ

卒業できるレポートのノウハウをすべて無料メルマガにて授けます

レポートの目的と節立ての関係

レポートは議論です。議論に様々なパターンがあるのと同じように、レポートの節立てにも様々な方法があります。

 

このページでは、節立てについて大まかなイメージを掴んでほしいと思います。

 

まずは、議論のパターンについて説明します。

 

議論には、皆で意見を出し合ってから、それをまとめていくという形式や少数の人が力強く持論を展開し、それを周りの人が理解するという形式があります。これらは、どちらも議論の目的である「答えを出すこと」を果たしているという意味では、正しい形式を取っています。

 

節立てにおいても重要なことは、いくつ節を用意するかということではなく、レポートの目的を満たすものになっているかどうかです。

 

レポートの目的とは、「テキスト理解→考察」という流れで答えを出すことなので、それを意図した節立てであれば、すべて正しいと言えます。

 

反対に、いくら丁寧にテキスト理解を示しても、肝心の答えを述べる節がなければ、「ここまでの節はなんだったのか」と思われても仕方ありません。

 

したがって、説明を示す「説明節」と答えを述べる「考察節」の繋がりさえきちんとしていれば、必ずしも「説明節→考察節」の順序にならなくても良いことを意味します。

 

例えば、「説明節1→考察節1→説明節2→考察節2」というように順番を組み替えても問題ありませんし、説明節と考察節を1つにまとめて、「問題1についての説明と考察」→「問題2についての説明と考察」と展開しても構いません。

 

結局のところ、これらの違いは述べる順番に過ぎず、重要なことはレポートに必要な要素が揃っていることです。

 

それは、テキスト理解と考察のセットです。

 

このように、節立てはレポートの展開をサポートします。必要な節を判断できるようになれば、論理的な文章を作成できるようになるのです。

 

無料メルマガ講義でも、卒業まで役立つレポートのノウハウについて解説しています。
卒業できるレポートのノウハウを手に入れる

関連ページ

レポートを書く時の気持ち:レポートで議論する
レポートを理解するには、議論の仕方を勉強するのが一番です。このページでは、レポートと議論の類似点を教えます。
レポートを通じた科学的態度とは?:レポートにおける引用の意義
慶應通信のレポートにおける引用の意義を教えます。
レポート分析のテクニック:レポートの文章を区切る重要性
慶應通信のレポートにおける文章を区切る重要性を教えます。
レポート初学者が陥りがちな罠:テキストや文献読解に対する考え方
慶應通信のレポートにおけるテキストや文献読解に対する基本的な考え方を教えます。
対話とおしゃべりの違い:レポートは根拠がある者同士の対話である
慶應通信のレポートは根拠のある者同士の対話です。
レポートと作文の違い:コミュニケーションの方向性
慶應通信におけるレポートのコミュニケーションの方向性を教えます。
慶應通信の常識はずれな真実:レポート課題に対する認識を正す
慶應通信のレポート課題に対する正しい認識を教えます。
レポートの中の仮想の話相手:レポートにおける主張形成の仕方
慶應通信のレポートにおける主張形成の仕方を教えます。
論述の3つの要素:大学教育の目的をレポートに取り入れる方法
大学教育の目的をレポートに取り入れる方法を教えます。

HOME レポートのノウハウ 卒業のノウハウ 指導実績 無料メルマガ講義