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レポートと作文の違い
レポートを初めて勉強する人は、まず最初に「レポートではやってはいけない」ことを把握すると、その後のスキルアップに役立ちます。
これにはまず、「レポートの作文化」が挙げられます。
レポートと作文の区別が付かないというのは、レポート初学者が決まって遭遇する最初の壁です。両者の間には様々な違いがありますが、根本的には対話形式であるかどうかという点が大きな違いになります。
レポートが学問である以上、根拠のある者通しの対話になっていなければなりません。そのためレポートで根拠のない事を述べたり、逆に自分の意見を一切述べずに文献を丸写しするといった行為はNGです。
それらは一方通行のコミュニケーションであり、対話ではないからです。
このようにコミュニケーションに双方向性があるか一方通行かという点が、レポートと作文との根本的な違いになります。
教授に求められるレポート像
レポートは根拠のある者通しの対話です。この点について、もう少し具体的に説明します。
対話というのは、相手の意見を聞いたうえで、必ず自分の意見を述べなければなりません。
このことをレポートで再現すると、テキストの内容を的確にまとめたうえで、自分なりの意見を交えて論じていくという事になります。このとき、何について論じるかという論点の存在が浮上します。
これはレポートにおいて「問い」と呼ばれます。
考えてみれば当たり前ですが、問いを明確にしなければ、そもそも対話は成り立ちません。この問いに答えることが、レポートで対話を行うという事であり、作文との違いになります。
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