慶應通信を卒業する思考:慶應通信で成功する意識完成までの道のり

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卒業までの3つの段階

モチベーションはとても不安定で掴みどころがありません。慶通生は常に、この存在と戦わないといけません。

 

結局のところ、慶應通信における最大の敵は自分自身です。そのため、自分に打ち勝ち卒業すれば、入学時と別人になることができます。

 

私は6年間で卒業しましたが、その過程は次の3つに分けられます。

 

・何をやれば良いか分からず、ほとんど何もできなかった最初の2年間

 

・積もり積もった不安が一気に爆発した次の2年間

 

・卒業が現実的になり、一心不乱に進んだ最後の2年間

 

さて、モチベーションは意識から生まれます。そのため、意識が変わればモチベーションが変わり、行動が変わります。

 

私の場合、4年目以降は卒業に必要な意識が完成し、努力することが当たり前になりました。

 

このページでは、葛藤を重ねた最初の3年間に焦点を当て、慶應通信で成功する上で必須となる意識変化について解説します。

1年目の意識変化

入学式に叩き込まれる現実

 

実を言うと、私は入学した瞬間、慶應通信に入学したことを後悔しました。

 

それは、「入学式」の3つの式辞に理由があります。

 

「皆さんは勉強を頑張ってこの場にいるのではありません。だから、私はあえて入学おめでとうは言いません。入学おめでとうの代わりに、卒業するときには、心から卒業おめでとうと言ってあげたいと思います。」

 

「慶應通信の卒業率は5%ほどしかなく、大変厳しい世界です。だから、もしもあなたが卒業できたら、今のあなたとはまったく違う人間になっているでしょう。」

 

「卒業論文を完成させるには、最低でも2年間かかります。そのため、実際に4年で卒業することはかなり難しいです。」

 

この入学式は、卒業の難しさを痛感するには十分過ぎるものでした。これから行うことは「不可能への挑戦」のようなものであり、とても険しい道を選んでしまったと感じたのでした。

 

帰り際、慶友会の方から「通信は孤独だから、一緒に頑張りましょう!」と勧誘されたことにも、さらに不安を駆り立てられたことを覚えています。

 

こうして、不安と後悔を胸に、私の慶通ライフは始まったのでした。

 

「もしかして、慶應通信って緩い?」というビギナーズラック

 

勉強に限りませんが、ハードルを高く設定すると、困難なことでもそれほど苦に感じません。実際に、入学式で卒業の難しさを植え付けられた後だからこそ、慶應通信の勉強が意外と簡単に感じました。

 

4月入学の場合、最初の勉強は7月試験か夏期スクーリングとなります。科目によっては高校レベルの内容で合格でき、スクーリングに至っては不合格になる方が難しいです。

 

そのため、最初のレポートやスクーリングが難なく合格し、単位を取れるため、入学当初の不安は早くも消え去ります。

 

ただ、このような科目は多く存在しません。そうとは知らず気が緩んでしまえば、適応障害となってしまいます。

 

私は早くもこの状態に陥り、1年目の取得単位は20単位に満たず、少しずつ卒業の難しさを感じ始めました。

2年目の意識変化

どん底まで落ちた科目試験

 

敗色が濃くなるなかで、決定的な出来事がありました。

 

2年目の科目試験で、遅刻して入室したあげく、誰よりも早く退室したことです。入室時間はわずか15分、提出した答案用紙は白紙でした。

 

しかも、その試験は1科目しか受験していなかったので、私は3ヶ月に1度のチャンスをたった15分で潰してしまったのです。

 

なお、事前の対策は、試験に向かう電車でテキストを読むだけという、かなり杜撰なものでした。

 

それまでも科目試験を受験する度に、「次の科目試験こそ、受験票いっぱいに受験科目を載せよう!」と決意しました。ただ、試験から解放されたらすぐに忘れ、再びレポート提出期限に迫られてなんとか1科目だけ提出するという生活を続けていました。

 

このような経緯があり、上記の科目試験での体たらくに呆れ、この壁を乗り越えなければ卒業はないことを確信しました。そして、根本的な意識変化の必要性を感じたのでした。

 

卒業に向けた基本精神の設定

 

ここに至って私は自分自身の内面を探り、「できるだけ少ない努力で卒業したい」という正直な気持ちに気付きました。入学当初に抱いた危機感は、ただの堕落に変わっていたのです。

 

このような意識の根底には、「面倒くさい」」という感情があります。

 

そこで、私は「面倒くさいという気持ちは捨てる!」という基本精神を設定しました。

 

面倒だと思う感情を振り切れば行動が生まれ、自分を制限していたものがなくなります。詰めるべき勉強内容を見極め、それに集中することができます。

3年目の意識変化

「巡り合わせ」というチャンスに気付く

 

このようにして、私は勉強に対して真剣に向き合い始めましたが、半年間は単位に結び付きませんでした。

 

そんななか、3年目の科目試験で転機が訪れました。

 

3科目受験し、すべて合格したのです。3科目合格は初めてだったので、心の底から感激しました。

 

ちなみに、なぜ3科目受験できたかと言うと、前回試験の不合格科目が残っており、まさにたまたまでした。試験当日もなんとか解答できるレベルの問題が出題され、それなりに手応えがありました。

 

つまり、タイミングと試験問題が重なった3科目合格ですが、誰にでも1度はこれくらいの巡り合わせは訪れます。

 

ただ、それを単なる偶然と捉えるか、未来へのチャンスと感じるかの違いは大きいです。

 

私の場合、この3科目合格は「いつか必ず卒業できる」という未来からのメッセージだと確信しました。そして、このように思えたことが、モチベーションの飛躍となったことは間違いありません。

 

チャンスそのものを増やす

 

3年目までを振り返ったとき、私の取得単位のメインは夏期スクーリングした。

 

夏期スクーリングは1年に1度しかなく、、どんなに頑張っても12単位しか取得できません。

 

ただ、科目試験であれば、たった2日間でそれ以上の単位を取得できます。

 

このように考えたとき、毎回の科目試験で多く受験することが、いかに重要かを感じました。むしろ、この点こそ慶應通信における最重要事項であることに気付いたのです。

 

そもそも、受験科目が増えれば、合格率が下がっても取得単位は増えます。6科目も受験すれば、そのうち半分合格するだけで多くの単位を取得できます。

 

このように、チャンスそのものを増やすことで、すべての問題が解決します。

 

慶應通信において、事前にチャンスを確保する方法は1つです。

 

1科目でも多くのレポートを提出することです。

 

このような意識が完成すれば、卒業に向けた本格的な行動が可能になります。

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