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レポートの究極的な目的とは
レポートの書き方に関する本がありますが、読んでみると意外と難しいことが分かります。書いてある事を全部守って書くのは大変そうだな…と思ってしまいますよね。
ただ実際には全部読む必要はなく、そのうちのほんの一部だけマスターすれば、十分レポートは合格します。なかでも一番必要なことは、次のことです。
序論・本論・結論の形式
問いと答えがある
この2点さえ守っていれば、どんなレポートも一気に合格ラインに乗ります。
まず、レポートは序論-本論-結論の3段構成と決まっています。これはレポートが学術論文であるための最低限のルールであり、守っていれば受かるというものではありません。それどころか形式を守ろうとするばかり、余計に難しく感じてしまう事もあります。
その原因は、合格の本質を理解していないことです。慶應通信のレポートにおける合格の本質は、レポート内に問いと答えを設置する事です.。
レポートの課題は抽象的なものが多いので、そこからレポートのテーマを絞り込む必要がります。次に、このテーマを解決するための「問い」を考えます。
このように課題からテーマを絞り込み、さらに具体的な問題提起ができるかどうかが、レポートが受かるためのすべてです。
レポートの分量を学ぼう
まずは、レポート全体のバランスを覚えておいてください。
序論
全体の10%以内
本論
全体の80%以上
結論
全体の20%以内
ちなみに文字数は、1単位につき2000字が原則です。2単位科目の場合は4000字程度で仕上げる事になるので、序論で200文字、本論で3500文字、結論で300文字程度にまとめると良いでしょう。
このようにして見ると、本論が圧倒的量を占めていることが分かります。これは、本論がテキスト理解や考察を加えるといったレポートの中核を担う場所だからです。
それでは序論と結論の役割は、どのようなものでしょうか。
序論の役割
序論の役割を一言で言うと、レポートの方向性を示すものです。そのために、何について、どのような方法で述べるかを宣言します。
序論で明記することは、次の3点です。
テーマ
問い
本論の予告
序論では「〜について述べる」というテーマを導入します。これはレポート課題に書いてあるとは限らず、レポート課題を参考にして自分で設定します。
このテーマ設定には、レポートの範囲を限定するといった意味合いがあります。外枠が決まっていなければ際限なく述べる必要が出てくるため、テーマ設定は必須です。「〜について」の形で明記します。
テーマ設定をした後は、必ず問いを設置してください。
よく勘違いしている人がいますが、テーマだけではレポートは書けません。論点を定めていない状態で書き始めると、必ずと言っていいほど内容が拡散するからです。その結果、自分でも何が言いたいか分からないレポートになってしまいます。
このような事態を防ぐために、テーマを解決するための問いを設置します。この問いこそ、レポートの論点になります。「〜なのだろうか」という疑問文にします。
最後に、本論の予告を行います。これは、本の「目次」のような役割を果たします。
自分で設定したテーマや問いを解決するために、本論がどのようにう展開していくかについて、「第1節では〜について、第2節では〜について述べていく。」などと簡単に予告しておきます。
以上3点を守ることで、序論はレポート全体の方向性を示すことができます。
本論の役割
本論は議論をする場所です。議論の範囲は序論のテーマで、解決すべき論点は問いになります。
本論はレポートの中核をなす部分なので、本論の内容次第で合否が決まります。そのため絶対に欠かせないものは、次の2点です。
テキスト理解
自分なりの考察
本論構成は、「テキスト理解→考察」で決まりです。
テキスト理解とはテキストの内容を自分の言葉で説明することであり、考察はテキスト内容を踏まえた上で問いに対する答えを出すことです。
その際、雑多な内容を一緒くたに扱う事はできないため、項目ごとに区切る必要が出てきます。
そこで「節」を作ります。節は結論を出すためのスモールステップとして機能し、本論はいくつもの節から構成されます。
例えば、「テキスト理解(1節、2節)→考察(3節)」とすれば、節を読み進める事で、序論の問いに対する答えに迫ることができます。ちなみに節は、段落を変えて「第1節:タイトル」のように書きます。
結論の役割
「結論では何を書けばいいのか分からない」という声をよく耳にします。これは非常に共感できる悩みです。よくあるミスとしては「本論の要約」や「感想」を述べてしまいレポートの評価を大きく下げてしまう事が挙げられます。
ただ結論は、要約や感想を述べる場所ではありません。結論では次の2つのことをします。
テーマと問いの確認
結論を明記
結論は必ず序論と対応させます。そのため、序論で述べたテーマ、問いを再度述べ、本論の歩みを確認します。
次に、序論の問いに対する「答え」を述べます。この点が序論の問いと並ぶ合格の本質なので、本論で一度述べていたとしても、必ず結論に明記してください。
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