サスペンスドラマ

卒論で知っておくべきこと

なぜ慶應通信の卒論は何年もかかるのか

慶通生にとっての最初の到達点、それが卒論指導登録です。慶通ライフの折り返し地点なので、真の慶應卒になるための試練が待ち構えています。

 

ただ、なかには「そもそも卒論って何?」という人もいると思うので、慶應通信の卒論について、私が実際に感じたことを含めて総合的に説明していきます。

 

卒論とは、卒業所要単位の必修単位であり、レポートの集大成とも言える学術論文です。完成までにどんなに短くとも1年間、長いと10年以上もかかります。

 

なぜこれほどの時間がかかるかと言うと、第一に分量です。

 

ページ数で言うと100ページ以上、文字数は10万字にも及びます。私の場合、A4用紙60ページですが、これはとても少ない方だと言えます。

 

第二に、自分でデータを取る必要がある点です。

 

実験やアンケートによって、オリジナルのデータを用意し、卒論に盛り込みます。私の場合、やる気に関する授業を家庭教師先の生徒さんに実施し、効果測定のための質問を得点化することでデータとしました。

 

このように卒論には膨大な作業量があるので、数年間という時間を要します。

初回指導の前に勝負は決まっている

次に具体的な内容について説明します。

 

卒論で何より重要なことは、卒論テーマです。卒論テーマは興味のある分野から、自分で決めることができます。

 

ただ、ほとんど場合、そのままの形で最後までいくことはありません。初回指導前の審査によって、仮指導ないしテーマの再設定が求められます。

 

これは、充分に分野を絞り切れていないために、卒論指導の方向性が読み取れず、担当教授を選定できないからです。

 

勘違いしている人も多いですが、初回指導というものは、卒論で扱う分野を決定する場ではありません。具体的にテーマを絞り、半年間のタスクを確定させる場です。「何について書けば良いでしょうか」ではなく、「ここからどう絞っていけば良いでしょうか」という質問をしなければならないのです。

 

そのため、卒論指導前にはある程度具体的なテーマが決まっている必要があります。

 

私の場合、初回指導前の前段階で、「勉強を内発的に動機づける方法について研究したい」と分野を絞れていました。そのため、初回指導の際スムーズに、「内発的動機づけの理論と実際の学校授業を関連させて述べる」と決定したのでした。

 

ただ、これがもしも「動機づけ理論について」などと漠然としていたものであったら、、そもそも初回指導に進むことができません。上述した仮指導対象となるか、テーマの再設定を求められてしまうので、卒業が半年遅れてしまいます。

 

そのため、卒論テーマはできるだけ絞っておき、やりたいことを具体的にしておくことが、卒論指導における最初のポイントなのです。

 

もちろん、自分一人で正しくテーマを絞り切れる人は皆無なので、ある程度努力の跡を残せば、指導の際に教授と相談することができます。

 

ただ、具体的に絞れていたとしても、初回審査を通らない場合もあります。

 

それは、突飛なテーマなあまり、担当教授をも見つけられない場合です。

 

例えば、「ガンダムについて書きたい!」というテーマ思ったとしても、それを専門に研究している教授などいません。そのため、初回指導が半年遅れ、連動して最短卒業の時期も半年遅れてしまいます。

 

このようなわけで、卒論テーマにオリジナリティなど不要です。参考文献が少なければそれだけデータを取るのに苦労し、いつまで経っても卒業が求められません。

 

やはり、これまでにレポートやスクーリング、過去の卒業生が卒論で扱ってきたような王道のテーマで臨むことが好ましいと言えます。

 

最後になりますが、卒論テーマは一度設定したら変更できず、何年間も付き合うことになります。テーマ選びは慎重に行ってください。

卒論関係の手続きまとめ

卒論指導の特徴は、何と言っても手続きの多さです。すべて締め切りがあるので、完全に把握しておかないと、指導を受けることができず、卒業が半年ごとに遅れてしまいます。

 

このページでは、卒論関係の手続きのうち、代表的なものを紹介します。

 

卒論指導登録

 

卒論指導申込

 

卒業予定申告

 

まず、卒論指導登録ですが、これは卒論関連において一番初めに行う手続きです。

 

卒論テーマについてA4一枚程度にまとめて提出し、卒論テーマと指導教授を確定させます。ただ、内容が曖昧であったり、担当教授がいない場合は、再提出となってしまいます。

 

この審査に通ると、卒論指導ノートがもらえます。これは卒論生の証であり、卒業への折り返し地点にたったことを意味します。

 

次に、卒業指導申込ですが、これは直近の指導への申込です。卒論指導は、毎年5月と10月の年2回実施されます。

 

よくある勘違いとして、卒論指導登録をすることで自動的に卒論指導申込もされるというものがあります。ただ、これらは別物なので、必ず指導の度に忘れずに行ってください。

 

最後に、卒業予定申告ですが、これは「来年度の卒業を予定しています」という事務局への報告となります。

 

最も気を付けるべきことは、予定申告は卒業の約1年前に済ませておかなければならないことです。例えば、2019年3月に卒業したい場合は、2018年5月までに提出しておかなければ目標達成は不可能になります。

 

当然ですが、卒業の目途がまったく立っていなければ、担当教授は承認してくれません。また、卒業を確約するものでもないので、提出したから言って卒業できるとは限りません。

 

私の経験上、卒業の1年前の時点では、完成の目途などまったく立っていないものです。そのため、とにかく熱意を見せて予定申告を行い、帳尻を合わすべく本気で努力する以外ありません。
ただ、これに関して言えば、何よりも「手続き自体を忘れない」ことが大切です。

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