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代替レポートはスケジューリングがすべて
代替レポートは時間との戦いです。
課題リリースから提出期限まで10日程度しかないので、「限られた時間でどこまで仕上げられるか」という話になるからです。また、何科目受験しても課題は一斉にリリースされるので、各科目に割り充てる時間を管理しないといけません。
このようなわけで、代替レポートは適切なスケジュールを組めるかがすべてです。
そこで、このページでは、代替レポート専用の勉強の進め方について解説します。
まずは、代替レポートのスケジュールを確認しましょう。
課題がリリースされるのは提出期日の2週間〜10日前なので、10日〜1週間前には課題の内容を確認できます。通常のレポートと同様に週の前半が期日となる場合が多いので、計2回の土日をレポート作成に充てられます。
この2回の土日と平日の1週間が、代替レポートに与えられた時間的リソースです。
このように言うのも、多くの人は最初の土日を無為に過ごし、平日の真ん中から本格的に動き始めます。その結果、最後の週末で無理やり完成させ、精度が低いまま提出しています。
こうした戦略性ゼロの取り組みでは、せっかくの代替レポートの機会を活かせないので、スケジューリングのコツについてお話しします。
10日間を3つに区切る
限られた時間を最大限活用するには、「時間を区切る」ことが重要です。区切りの中で完了すべき内容に集中すれば、大きな誤算なく段階的に進めることができるからです。
そこで、課題リリースから提出期日までの10日間を「最初の土日」「平日1週間」「最後の土日」の3つに区切ります。
第1段階は「最初の土日」です。
この段階ではテキストの要約や文献の確保など、レポート課題に関するリサーチ(下調べ)を行います。必要な情報を整理し、内容をまとめておくことで、インプットが加速します。
たった2日間ですが、ここできちんとリサーチを進められた人は、平日スムーズに動けるようになります。
第2段階は「平日1週間」です。
この段階ではレポート構成や内容を考え、全科目の下書きを完成させます。5日間あるとは言え、1日に使える時間は限られる上、文章作成は思うように進まないのが常です。
文章作成に時間がかかる人の特徴は、書く内容が決まっておらず、書き直しの回数が多いです。そのため、最初に構成と内容を考え、毎日キリの良いところまで進めるようにしてください。
一方、難解な内容まで詰める必要はありません。
書き物は残しておくと安心するものなので、理解できない箇所は保留にして、5日間で一応の形に仕上げておくことが重要です。
第3段階は「最後の土日」です。
この段階では下書きの最終チェックを行い、代替レポートを完成させます。
レポート課題の内容、要件、文献表を確認し、時間を空けて数回通読してから提出しましょう。
勉強の手順
このようなスケジュールの下、具体的な勉強の手順について解説します。
代替レポートは科目試験の代わりなので、基本的にテキスト内容をベースに作成します。
最初はテキストのインプットから始めます。
初見では頭に入ってこない文章でも、5回読めば親近感が湧き、10回読めば概要を理解できます。そのため、テキストの該当箇所を最低10回通読し、内容を頭に入れることから始めましょう。
次の段階として、テキストの要約を行います。
要約は提出文章とは関係なく、勉強の一環として行います。要約する過程で出題範囲が明確になり、下書きの土壌が整うためです。
具体的な説明や事例、理由等は不要なので、あくまでレポート課題に関する箇所だけ端的にまとめてください。
続いて、提出文章の構成と内容を考えます。
まずは、文章の流れや内容をイメージしましょう。真っ白な紙に論理構造を描き、結論まで1本の線で繋がったら、下書きのゴーサインです。
下書き作成の際は、テキストの丸写しではなく、テキスト理解を示す文章を心掛けてください。不明箇所を文献で調べ、かみ砕いて解説を行うことで、テキスト理解を示すことができます。
一通り文章が完成したら、レポート課題を最終確認しましょう。書いているうちに論点がずれ、本題がすり替わる場合があるので、課題と突き合わせる必要があります。
また、科目によっては文字数や引用に関する指定があるので、こうした要件をクリアしているかも確認してください。
その他、文献表は必須です。レポート作成に使用した文献情報はすべて記載してください。
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