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レポート課題に答えているか
レポート作成の際、最初にアウトラインを作り、続いて下書きを行います。
実際に文章に書き起こすことで、レポート設計の段階では気付かなかった様々な問題点に気付くことができます。それらを修正してから提出することで、合格できる可能性が格段に高まります。
このページでは、下書きの際に見直すポイントについて解説します。
まずは、内容に関する留意点から説明します。
きちんとレポート課題に答えているかを確認しましょう。
文章を書いている途中で、「何が聞かれているか」を忘れてしまうことは多々あります。アウトラインさえ作っていれば、レポート課題から大幅にそれることはありませんが、それでも重要なことを文章化していなければ不合格になります。
よくあるのは、結論を明記していないケースです。文脈から読み取れるかどうかではなく、きちんと記述することが重要なので、必ず修正すべき点と言えます。
このようなわけで、自分が理解できていることと、それを文章として表現できることは、まったく別のことであると理解してください。常に「レポートで要求されていることは何か」を意識し、反論の余地がない分かりやすい記述を心がけましょう。
序論、本論、結論の分量とバランスを整える
続いて、形式に関する留意点について説明します。
まずは、「序論、本論、結論」に区切られているかを確認しましょう。
さらに、本論は節に分けられ、これらがバランス良く述べられているかも重要です。
慶應通信のレポートは全体で4000文字程度が基準であり、序論は全体の5%以内、本論は全体の80%以上、結論は全体の15%以内が目安となります。これらは科目や採点者によるので厳守する必要はありませんが、良いレポートの指標として意識することには意味があります。
なぜなら、文字数が少ないのはテキスト理解が不十分なためであり、反対に多いのはレポート課題に不要なことを記述しているためだからです。
ただ、あまりに極端な場合を除き、文字数は合否にほとんど関係ありません。
テキスト理解をまとめていたらあっという間に3000文字を超え、必要なことだけ厳選したつもりなのに5000文字を越えてしまうことは多々あります。
この程度であればほとんど問題なく、レポート課題に必要な内容が過不足なく述べられていれば、文字数はそこまで気にすることではないのです。
レポートに適切な語尾を用いる
最後に、表現に関する留意点を説明します。
意外かもしれませんが、誤字脱字はそれほど問題ではありません。もちろん少ないに越したことはありませんが、数ヶ所であれば問題なく合格できます。
それ以上に、レポートでは語尾がとても重要な役割を果たします。
例えば、「〜だと思う」「〜と考える」と述べた場合、個人の感想であることを意味します。あくまで主観なので、内容が正しくてもレポートでは認められません。
一方、「〜だと思われる」「〜と考えられる」と述べた場合、万人にとって「当然そう思える」内容であることを意味します。客観性が保持されるので、レポートに最適な表現となります。
これらの表現は、特に考察を加える際に役立ちます。
論述型レポートでは、テキスト理解を示すだけでなく、そこから何が言えるかを述べないといけません。自分自身の意見を述べて結論を導きますが、その際も客観性を保持する必要があるのです。
そのため、考察の語尾は、「〜と考えられる」や「〜と言える」で決まりです。
このように語尾1つで客観性が変化し、同じ内容でも合否が分かれるのが、レポートの特徴と言えます。
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