慶應通信のレポートの書き方::意味不明な参考文献にあたったときの対処法

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何度も読めば、具体的な疑問が生じる

参考文献を読んでいると、突然意味の分からない文章が出現します。しかもそういった文ほど、重要な内容であることが多いので、やっかいです。

 

このページでは、参考文献を読んでいると、突然意味が分からない文章が出現します。しかもそういった文ほど、重要な内容であることが多いのでやっかいです。

 

このページでは、このような場合の対処法を教えます。

 

文章の意味が分からないからと言って、そこで立ち止まってはいけません。不明箇所にチェックし、とりあえず次を読み進めることが大切です。

 

そして、キリが良いところまで読み終えたら、必ず戻って読み直してください。視点が変われば、具体的な疑問点が浮かぶからです。

 

このように、文献はたった一度読んだだけで終わりにせず、「何度も」読むことが大切です。漠然とした疑問点が「これさえ分かれば書けるのに」という具体的な疑問点に変われば、確実に読解は前進しています。

 

実際のところ、他人が書いた文章は、初見で理解できることの方が少ないと言えます。

 

ほとんどの人は、自分で書いた文章すら、時間が経てば正確な意図は読み取れません。そのため、見ず知らず人が書いた文章など、スッと頭に入ってくることの方が稀なのです。

 

このようなわけで、文献内容が理解できないのは、あなたが悪いのではありません。実際には文章の方に問題があるので、いち早く対処法を理解する必要があります。場合の対処法を教えます。

理解できた部分をベースにして、不明点の内容を予想する

文献の内容が取れないからと言って、そこで立ち止まってはいけません。きちんとチェックを付けておき、次の文章を読み進めていきます。

 

そして、たった一度読んだだけで終わりにせず、「何度も」読むことが大切です。初見では何も分からなかったとしても、何度も読むことで、「これさえ分かれば書けるのに」といった具体的な疑問点が見つかるからです。

 

実際のところ、人が書いた文章というものは、初見で分かることの方が少ないです。

 

人は自分で書いた文章ですら、数か月後には理解に苦しむこともあるため、ベースとなる知識が全く異なる人の文章など、スッと入ってくることの方が稀なのです。

 

したがって、文献の内容がまったく理解できないのは、あなたが悪いのではありません。実際には、誰も理解できないような文章の方に問題があるため、いち早くその理解の方法を修得する必要がありますたとえ意味不明の文章でも、何度も読み直すうちに「ここが分からない」というポイントが明確になります。それを見つけ、解消していく過程こそ、文献読解の神髄だと言えます。

 

どのようにして解消するかと言うと、理解できた部分をベースに不明点の内容を予想します。

 

たまに、不明点を完全に無視して、理解できた内容だけでレポートを書こうとする人がいます。

 

ただ、これは不可能です。読み進めていくうちに不明点が広がり、文献についていけなくなってしまうからです。

 

その結果、レポートを書く前に嫌気がさしてやめてしまう人が後を断ちません。

 

特に、学術書は文同士の結びつきが強いので、前後の文は密接に関連しています。その関連の仕方を感じながら読めばすんなりと理解できますが、そもそも用語の意味が分からなければ理解のしようがありません。

 

そこで、文章を分かりづらくしている「犯人」を見つけましょう。

 

まずは、犯人となる用語や文章にチェックをつけて最後まで読み、大意を掴みます。その後、犯人の周辺を徹底的に読み返し、「おそらくこういう意味だろう」と仮説を立て、文章の真意を予想してください。

 

「仮説」と言うと、なんとも心許ない印象を受ける人もいると思います。

 

ただ、文献というものは、そもそも自信を持って解釈できるケースの方が少ないです。

 

そのため、分からなければ仮説を立てて、文脈から意味を推測するしかありません。どのような文献にあたっても大筋で理解できている人は、最初からこうした読み方をしているのです。

理解できない文献は最初から読まない

もう1つの方法としては、理解できないほど難解な文献は最初から読まないという選択肢もあります。もちろん、ただ読まないのではなく、代わりの文献を用意する必要があります。

 

実際のところ、慶應通信には意味不明のテキストや文献も一定数存在します。このような文献にしがみつくと、多くの時間と労力を無駄にしてしまいます。

 

例えば、「論理学」や「経済学」は、テキストだけでレポートを書こうとすると難易度が100倍上がります。

 

「論理学」は抽象的な内容が多すぎて全体像を理解できず、「経済学」は課題に関する情報が少なすぎてそもそも参考になりません。

 

それにも関わらず、「テキスト科目履修要綱」にはテキストを参考にするよう指示が出ています。

 

こうした指示はすべて無視して構いません。レポート課題の要件を満たしていれば問題なく合格できるので、最初から分かりやすい文献にあたった方が得策なのです。

 

私の経験上、どのような科目にも最適な文献は存在します。

 

それは平易な表現で書かれていて、かなり基本的な内容が載っている初学者向けの文献です。

 

それを探し、手元に揃えられるかが、その科目の分岐点であることを認識してください。

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