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授業は勉強ではない
勘違いしている人が多いですが、講義は勉強ではありません。あくまで情報を仕入れる機会です。
講義を受ける際は、いかにして情報を仕入れることができるかについて意識しないといけません。
そして勉強とは、この仕入れられた情報を定着させる作業になります。効率的に勉強しようと考えたとき、この作業に圧倒的多くの時間を使わないといけません。
そのため、何にせよ「量」が重要になります。
勉強ではよく質(効率性)と量(勉強量)が比べられますが、まずは量をこなしてください。ある程度のレベルに達するまでは、量という要素は欠かません。
一方で、質を高めるのは簡単です。予習をすれば良いからです。
まずは、予習が講義内容の吸収率を上げるのに対して、復習は定着させることを目的とするということを認識してください。
予習は効率、復習は定着
予習とは、字のごとく「予め勉強する」ことです。講義を受ける前にほんの少し予習をしておくだけで、講義の理解度は格段に上がります。
したがって、情報の仕入れを円滑にするためには、きちんと予習を行ってから講義に出る事が大切です。
これは、次の例を考えると理解できます。
あなたのところにボールが飛んできたとします。このとき、あわててよける人と、落ち着いてキャッチできる人に分かれます。
両者の違いはどこから来るかというと、ボールの飛んでくる場所が事前に分かっているかどうかです。それが分かっていれば、予めミットを構えておくことができ、落ち着いてキャッチすることができます。
この「事前に分かっていること」の重要性は、勉強にも当てはまります。
予習するということは、新規の情報を仕入れるためのミットを、予め構えておく事を意味します。おおよその講義内容が分かっていれば、実力以上の理解力を発揮することができるので、同じ人でも吸収率はまったく異なります。
このようなわけで、講義の質を高めたいのであれば、予習だけ確実に行えば良いのです。
復習と勉強は同義
一方で、復習とは「反復して勉強する」ことです。これは一度でなく、何度も繰り返すことに重要な意味があります。
結局のところ、試験の成果は、用語や解き方をいかに覚えているかどうかで決まります。これは単なる暗記ではなく、自分の知識として定着した暗記である必要があります。
先ほど、講義は勉強ではないと言いましたが、こういった知識の練磨作業こそ、本当の勉強です。
これは、復習にかかっています。
したがって、復習こそ勉強と同義です。復習が無ければ、何もやっていないのと同じなのです。
例えば、スクーリングでは毎日新しい情報が入ってきますが、多くの人は試験前日に一気に覚えようとします。ただ、量が膨大なので、なかなか整理して覚えることができません。
しかしながら、勉強の効率性とは、定着のしやすさで決まります。そのため、この勉強はまったくもって効率的とは言えません。
理由は単純で、こまめに復習しなかったからです。
このようなわけで、効率的な勉強は、「復習」によって可能になります。ただ、一度では復習とは言わないので、時間をおいて何度も繰り返し反復するという事を意識してください。
それによって、初めて強い記憶が生まれます。記憶のメカニズムについては、こちらのページで詳しく説明しています。
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