行動を継続させる「内発的動機づけ」

卒業まで視野に入れた時、重要なのは最初の一歩だけではありません。二歩目以降、つまり努力の継続です。

努力を継続するには良質なモチベーションが必要で、それは外発的動機づけでは不可能です。その理由は、外発的動機づけの場合、行動の目的が行動と無関係の報酬にある点です。

そのため、依然として行動そのものに興味はなく、報酬に飽きた瞬間に、モチベーションも途絶えてしまいます。

このようなわけで、卒業まで活かせるモチベーションは外発的動機づけでは作れません。

そこで、登場する考え方が、内発的動機づけです。

これは簡単に言えば、行動そのものを好きになるということです。好きな行動は、持続的で質が高いという特徴があるからです。

もちろん、突然、心の底から好きになることはできません。

ただ、「楽しさを理解する」で十分です。物事には様々な角度があるので、眺め方を変えれば、楽しさは見つかるものです。

そのために必要なことは、一にも二にも明確な目標です。

ただ、多くの人は、自分の目標を把握できていません。これについてダイエットを例に説明していきます。

意外かもしれませんが、ダイエットをする人の目標は、痩せることではありません。「痩せることに付随するもの」を得たいというのが、本当の目標です。

例えば、「去年着れなかった服を着れたい」などです。それを実現できた自分を想像して、人はダイエットを頑張るのです。

ただ、当の本人はそれには気付かず、数字ばかり見ています。つまり、自分の行動の目標を正確に把握できていないのです。

これは非常にもったいないことです。本当の目標を正確に把握できた方が爆発的な行動が生まるｊからです。

このことは、慶應通信にも当てはまります。

ダイエットの場合と同じで、慶通生の本当の目標は、実は「卒業」ではありません。慶應卒に伴う「様々な恩恵」を受けることが、本当の目標です。

社会的地位の向上や、人からお賞賛といった単純なものです。ただ、こういった正直な気持ちこそ、最も強いモチベーションを生み出します。

そのため、いち早くこれらを自覚し、前面に出していかないといけません。

そのためには、「慶應卒になって、自分はどうしたいか」を具体的にイメージします。

例えば、同窓会などで「あの人慶應卒になったんだって」と話題の中心になったり、今まで下に見られてきた人を見返すことができるかもしれません。

もちろん、これから就活する際や社内評価も有利に働くなど、実利的なメリットも多く存在します。

こういった「理想の未来」をイメージすることで、初めて脳は本当の目標を認識します。

それによって、内からくる動機づけ、内発的動機づけは育まれます。

先述の外発的動機づけと合わせると、

・自分の好きなことと組み合わせ行動を起こす。

・未来をイメージして努力を継続する。

このような行動の原理原則を把握して、自分に適用して下さい。その具体的な方法はメルマガ内だけで解説しています。卒業できるレポートのノウハウを手に入れる

慶應通信を卒業する思考：行動を継続させる「内発的動機づけ」