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最も優遇された学士課程
慶應通信に入学を検討している人にとって、学部選択と同じくらい重要な要素が「課程」です。課程とは卒業所要単位上のコースであり、どの課程で入学するかによって履修計画が変わります。
慶應通信には普通課程、特別課程、学士課程があり、それぞれ出願資格があります。簡単に言えば、普通課程は高卒以上、特別課程は専門学校や短期大学卒業以上、学士課程は大学卒業以上となります。
特別課程や学士課程では入学時に単位認定があり、卒業年数も4年未満に設定されるなど、様々な優遇を受けることができます。
特に、学士課程は総合教育科目48単位のうち40単位の認定を受けられるので、外国語科目と専門教育科目だけに専念し、卒業することが可能です。
このように特別課程や学士課程は有利な条件で入学できるので、出願資格がある人は必ず選択するべきだと言えます。
ただ、有利と言っても、必ずしも卒業しやすいという意味ではありません。
特に、学士課程の人は入学直後に、必ずと言って良いほど苦労します。
知識0の状態から、専門教育科目に取り組む必要があるからです。
普通課程や特別課程であれば、総合教育科目で基礎を学んでから、難しい専門教育科目に移行します。「英語」などのレポートの知識が必要ない科目から勉強を始め、「経済学」などの説明型レポートを通じて知識と経験を積みます。
ただ、学士課程にはこの過程がありません。基礎的な知識なく応用的な内容に取り組むので、非常に高い壁となってしまうのです。
学士課程の高い壁
このように、学士課程は入学直後に壁が待ち構えています。
この点について、もう少し詳しく説明します。
レポートを書くには、レポート課題、テキスト内容、レポートの書き方の3つを理解する必要があります。これらを交互に眺めることで、レポート内容をイメージし、実際の文章を作成します。
総合教育科目はテキスト内容が理解しやすいので、手探りでも何とか完成させることができます。結果として合格できる場合も多く、不合格であっても修正すべき内容について理解できます。
一方、専門教育科目はテキスト内容が難解なので、なかなかレポート内容をイメージすることができません。学びの効率性も下がるので、相当努力しなければ的を射たレポートを書けるようにならないのです。
このような専門教育科目に対し、学士課程は入学後すぐに取り組む必要があります。当たり前ですが、卒業できなければ、いくら認定単位をもらっても意味がありません。
学士課程には逆に厳しい一面があるということを理解できたと思います。
ただ、学士課程で入学できるのに、わざわざ普通課程を選択する理由は皆無です。40単位もの認定単位を履修するには2年以上かかるので、どちらが早く卒業できるかは言うまでもありません。
学士課程に該当する人は、入学後の壁も踏まえて、一層の覚悟を持って入学してほしいと思います。
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