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「未知の分野を学びたい」という学部選択の罠
私はよく「なぜ慶應通信に入学したのですか?」と聞きます。
返ってくる答えは、次のようなものです。
・以前から慶應義塾大学に憧れを持っていたから
・職場で学歴の大切さに気付いたから
・学び直したいと思ったから
特に多いのは、「学び直したいと思ったから」です。様々な人が知的好奇心に駆られ、慶應通信への入学を決意しているのです。
こういう人には、次の共通点があります。
未知の分野に挑戦しようとすることです。
例えば、他大学の経済学部を卒業した人が文学部、法律の専門家が経済学部で学ぼうとします。
ここで考えてほしいことがあります。
今まで学んだことがない分野は、その人にとって差し迫って学ぶ必要がない分野だということです。そのため、いざ入学しても勉強の優先順は上がりません。
ただ、慶應通信を卒業するには、モチベーションが何より重要です。それが枯渇してしまえば、どの学部に入学しても意味がありません。
つまり、未知の分野に挑戦するというのは、学部選択の方法として不適切なのです。
卒業しやすい状況を作る重要性
このような学部選択をしてしまう人は、そもそも大きな思い違いをしています。
卒業を前提とし、なるべく多くのことを学びたいと考えているのです。
例えば、特別課程で入学できるのに普通課程で入学したり、学士課程なのに英語のレポートを免除しようとしない人がいます。
こうした人は、一から勉強し直した方が学力が身に付くと考えていますが、他にも様々な科目があるので、わざわざやることを増やす意味がありません。
結果的に免除できた内容が他の科目を圧迫し、自分の首を絞めるだけなのです。
ここまでの内容を踏まえ、慶應通信に入学を検討している人に向けて、学部選択の基本的な考え方を教えます。
最も重要な点として、自分の得意分野で勝負してください。
経済学の勉強経験がある人は経済学部に入学し、法律の知識がある人は法学部に入学すべきです。
既に知識があるのでテキスト内容もスムーズに理解でき、自分のバックグランドと関連させて卒論の研究も可能になるからです。
卒業とは、その先にあるのです。
このように慶應通信では、何より卒業しやすい状況を作ることが重要です。入学後のことも考え、「何となく学びたい」という気持ちより、既にある知識を優先してください。
あなたの武器を活かせるのは、何学部でしょうか。
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