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2番目に取り組む問題@
慶應通信に入学するには、「志望理由書」に沿って文章を作成する必要があります。
志望理由書は3つ問題があります。
これらの問題は番号通りに進めるのではなく、簡単な問題から難しい問題の順に取りかかることで、効率良く進めることができます。
このページでは、2番目に取りかかる問題@について、勉強の進め方について解説します。
問題内容は以下となります。
@志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか、「過去の学習経験」、「将来の展望」のいずれにも触れながら、具体的に述べなさい。
この問題の趣旨は、入学後の勉強内容を具体的にイメージすることです。「過去の学習経験や将来の展望について触れながら…」とあるように、文章作成上の条件が多い点も特徴です。
また、文字数制限も720文字とある程度多いので、きちんと構成を考えた上で文章を作成する必要があります。
文章作成のアウトライン
問題@は3段落構成にして、以下の流れで作成します。
初めに、「私は、貴学の〇〇学部を志望します。」と志望学部を明記しましょう。志望学部に類がある場合、忘れずに類まで書いてください。
次に、所属学部や類で学べる学問領域から、入学後に学びたい内容について述べます。「何を」学びたいかだけでなく、レポートやスクーリングを通じて「どのように」学びたいかなど、慶應通信の制度や科目名などを挙げて具体的に述べられると良いでしょう。
また、そう考えるに至った過去の学習経験についても述べてください。
最後に、学んだ内容をどう活かすかについて述べましょう。仕事や社会活動など、実践面でいかに役立てられるかを述べてください。
文章作成上の注意点
続いて、文章作成上の注意点について説明します。
まずは、「志望学部と学びたい内容の一致」です。
当たり前ですが、「学べる内容」は志望学部や類と関係しています。これらが乖離している場合、リサーチ不足と判断されてしまいます。
例えば、「人間関係について学びたい」という場合、本来は文学部第1類を志望します。それにも関わらず文学を主とする第3類を選択した場合、大学側としたら入学後どのように勉強するかイメージできません。
一方、同じ人間関係でも「作中人物の心理描写の方法について広く研究したい」という場合、第3類となります。
このように、学びたい内容に関する記述は、抽象的であるほど学部や類との関連が不明瞭になります。こういった事態を防ぐためにも、なるべく具体的に述べておく必要があるのです。
また、「過去の学習経験」と関連づけるよう指示があります。
それにも関わらず、なかには「仕事」や「プライベート」を述べてしまう人がいます。「人間観察に関心があるので、人間関係について学びたい」というごく日常的な動機です。
そうではなく、「高校で倫理学を学んだ際に関心を持ち、独学で哲学に触れてより探求したいと思うようになった」などと学習経験を述べる必要があります。
このように、わずか1・2行の問題文でも、「問題に対して正確に答える」というのは、なかなか難しいものです。入学後はこういった点が重視されるので、この機会にきちんと意識しておきましょう。
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