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レポート課題の語尾にレポートの要件は表れる
慶應通信には、科目の数だけレポートがあります。1科目2単位とすると、卒業までに約40本のレポートを書く必要があり、その分だけレポート課題と対峙することとなります。
このように数多くのレポート課題がありますが、実を言うと、指示内容は2種類に分けられます。
この違いによりレポートの要件が変わるので、このページでは見分け方について解説します。
さて、レポート課題は語尾に指示内容がきます。多くの場合、以下のような記述があります。
説明しなさい
論じなさい
考察を加えなさい
あまり気にせずに読み飛ばしている人もいるかもしれませんが、これらの指示は2つのタイプに分けられます。
「説明しなさい」/「論じなさい」「考察を加えなさい」というタイプ分けです。
「説明しなさい」という指示では、テキストや文献内容を自分の言葉に直して述べます。そのため、問いや結論は必要はありません。
一方、「論じなさい」「考察を加えなさい」という指示では、テキストや文献内容に対して考察を加えます。そのため、問いや結論が必要になります。
説明型レポートと論述型レポートの違い
このようにレポート課題の語尾に着目することで、レポートの要件を理解できます。
これにより、以下のようにレポートを分類できます。
「〜について説明しなさい」というレポート課題のレポートです。
テキストや文献内容を説明することが要件で、自分なりの考察は必要ありません。そのため、総合教育科目に多く存在し、難易度は低いと言えます。
例として、次のようなレポート課題が挙げられます。
「経済政策の効果についてIS曲線およびLM曲線の概念を用いて説明しなさい。」
このレポート課題では、「経済政策の効果」について一通り説明します。自分なりに考察したり、何かしらの結論を出す必要はありません。
「〜を論じなさい」「〜に考察を加えなさい」というレポート課題のレポートです。
テキストや文献内容を説明した上で、自分なりの考察を加えることが要件です。そのため、専門教育科目に多く存在し、難易度は高いと言えます。
例として、次のようなレポート課題が挙げられます。
「テキストの主張内容を踏まえた上で、あなたが関心を持つ問題について論じなさい。」
このレポート課題では、テキスト内容についてまとめた後、自分自身で問いを決めて論じます。テキストに考察を加え、結論を出す必要があります。
いかがでしょうか。
最後に、説明型レポートと論述型レポートの違いをまとめます。
説明型レポート=テキスト理解
論述型レポート=テキスト理解→考察
説明型レポートは考察が必要なく、それによって問いや結論が不要なので、取り組みやすいレポートであることが理解できたと思います。
履修の際は、総合教育科目から取り組むようにしてください。
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