慶應通信のレポートの書き方：インプットとアウトプットの黄金比

レポートの勉強は、インプットとアウトプットに分かれます。

インプットとは、テキストや文献を読み、科目の知識を蓄える勉強です。基本的にレポートは知識0の状態から始めるので、インプットは重要です。

一方、アウトプットは、インプットした知識をレポート上に表現する勉強です。レポートの形式に沿って、必要なことを必要な分だけ記述します。

このうち習得の難易度が高いのは、圧倒的にインプットです。

ある程度形式的に理解できるアウトプットに比べ、複雑で抽象的な文献内容をインプットすることは困難だからです。

そのため、せっかく文献を入手しても、内容を理解せずに書き始めようとする人がいます。早く完成させたい気持ちは分かりますが、それでは合格することができません。

優れたレポートは優れたインプットから生まれます。アウトプットのテクニックを学ぶことも重要ですが、きちんとインプットする癖を身につけてください。

文献を読む際、「レポートに活かす」という視点があれば、焦点を絞って効率的に読むことができます。

これにより、多くの時間と労力を節約でき、それらを次の科目に回せるようになります。

私の場合、1週間かけて必要箇所のみ3往復インプットした後、1週間かけてアウトプットを行いました。

インプットの際、1回目で科目に対するイメージを掴み、2回目はアウトラインを作成しながら、3回目は下書きをしながら適宜読み足します。

このように複数回に分けてインプットすることで、効率的に知識が得られ、無理なくアウトプットできるようになります。

その結果、3ヶ月間で6科目のレポートを提出でき、科目試験の度に12単位履修できました。

現状レポートがうまくいっていない方は、次回の提出期限に向けて、このサイクルを取り入れてみてください。

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