慶應通信のテキスト単位取得の流れ

慶應通信で単位を取る方法は、テキスト科目とスクーリング科目の履修の2つに分けられます。

このページでは、テキスト科目による単位取得について説明します。

スクーリングによる単位取得については、こちらのページをご覧ください。

テキスト単位とは、レポートと科目試験の両方に合格して取得する単位です。

レポートを提出した科目は、その合否に関わらず科目試験を受験できます。卒業所要単位のうち、80〜100単位ほどがテキスト単位なので、慶通生は日常的にレポートを書くことなります。

科目試験は、年に4回(4月・7月・10月・1月試験)実施されます。

指定の日時(土日の2日間)に試験会場へ行き、1回の試験で最大6科目受験できます。慶應通信は2単位科目が多いので、6科目受験すれば、たった2日間で12単位もテキスト単位を取得することができます。

このように、受験科目が多いほど単位取得のチャンスが生まれ、早く卒業できることに繋がります。つまり、日頃からいかにレポートに取り組み、多く提出しているかが、卒業に直結する重要な要素なのです。

テキスト単位取得の流れは、以下のようになります。カッコ内は使用する主な書式です。

(レポート課題集」、「テキスト科目履修要綱」)

(「レポート用紙」、「テキスト」、「参考文献」)

(「レポート課題集」、「レポート提出票」、「講評欄」)

(「科目試験受験票」、「学生証」、「腕時計」)

テキスト単位を取得するには、科目試験を受験して合格しないといけません。

レポートは1年中提出できますが、次の科目試験の受験資格を得るには、提出期日があります。期日は科目試験の5週間ほど前に設定されており、それまでに提出したレポートについて科目試験の受験登録ができます。

特に気を付けることは、レポートを提出するだけでは科目試験を受験できないことです。受験するには、レポート期日から1週間以内に、「科目試験受験登録」という手続きを済ませる必要があります。

よく期日内にレポートを提出して安心し、受験申し込みを忘れて受験できない人がいるので、注意してください。

最後に、単位取得にあたり、留意すべきパターンを紹介します。

レポート返却はおよそ3ヶ月以内、科目試験結果は受験5週間後です。

そのため、科目試験の時点でレポートの合否が分からない状況があり、どちらか一方だけ合格した場合、以下の規則を覚えておかないといけません。

レポートを半年以内に再提出してください。半年を過ぎた場合、新規の再履修となり、科目試験の合格も無効になります。

レポートの合格は有効なので、合格するまで科目試験を受験できます。

ここまで読めば分かりますが、レポートが合格すれば、あとがとても楽になります。レポートの合格は永続的に有効なので、科目試験を合格するまで受験し、やがてテキスト単位になります。

反対に、科目試験だけ合格した場合、その合格には期限があります。直近の返却日から半年以内にレポートを再提出し、レポート課題の有効期限にも留意しないといけません。

こうした点こそ、科目試験より、レポートに力を入れるべき理由なのです。

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