慶應通信のレポートの書き方:レポートの文章を区切る重要性

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レポートの文章を区切り、内容を分ける

レポート初学者がやりがちなミスとして、最初から最後まで一続きの文章を作成することが挙げられます。そういった文章は、問題提起と議論が混在しているので、読み手は書き手の意図を理解することができません。

 

そのため、仮に内容が正しくても不合格となります。

 

このページでは、レポート文章展開における最も基本的なルールを教えるので、レポートの理解に役立ててほしいと思います。

 

レポートでは、「序論、本論、結論」に文章を区切り、各箇所で書く内容を分けてください。

 

適切に文章を区切り、内容を整理することが重要だからです。

 

そこで、「序論、本論、結論」の役割を理解する必要があります。

 

簡単に言えば、序論ではテーマと問い、本論では議論、結論では問いの解答を書きます。本論では議論の進行に応じて節に分け、結論へのスモールステップとします。

 

このように文章を分けることで、レポートは議論の場となり、一気に作文の域を抜けます。また、文字数も調整しやすくなるので、内容に集中することができます。

文章を区切れば、不合格でも修正すべき内容が分かる

このように各箇所で書くべきことを決めておけば、レポートが不合格の際の原因分析にも役立ちます。

 

不合格の際、講評欄の指示を理解できず、どこを修正したら良いか分からないことがあります。もし見当違いな修正をしてしまうと、何度も再提出を繰り返すことになります。

 

ただ、節によって内容をきちんと区別しておけば、どこを修正すべきか一瞬で判断できます。

 

また、連動して変更すべき箇所も自分で理解できます。

 

例えば、「大気の歴史について」というテーマでレポートを書くとします。

 

こうした説明型レポートでは、テキスト内容を一通り記述することが重要なので、必ず時系列で出来事を述べます。

 

その際、どこまで掘り下げるかは自分次第なので、記述内容に関する明確な判断基準を持たなければなりません。それによって節立てすれば、各節は役割を持ち始めます。

 

ここまで練ったレポートであれば、仮に不合格になっても、合格するために必要な内容を理解できます。それを適切な箇所に追記できれば、再提出で確実に合格できます。

 

もっとも、このような思考ができるようになれば、一発合格できるレポートも増えていきます。

 

まずはレポートの文章を区切り、レポート全体の構造をチェックしてください。その上で、きちんと参考文献を反映しているか、文字数は適切かなど、形式的な点にも注意を払います。

 

このように基本的なルールを1つ1つ抑えることで、合格ラインに近づくことができます。

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