慶應通信のレポートの書き方:レポートの根幹にある2つの形式

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学問するための「序論、本論、結論」

あなたは「レポートの書き方」の参考書を読んだことはありますか?

 

読んでみると、実に様々なルールがあることが分かります。これらを全部守ってレポートを書くことは難しそうだなと思ってしまいますよね。

 

ただ、実を言うと、合格する上で重要な点はそれほど多くありません。以下の2点をマスターすれば、ほとんどのレポートは合格します。

 

・序論、本論、結論の形式

 

・問いと答えを置く

 

まず、レポートの文章は「序論、本論、結論」に区切りましょう。これはレポートが学術論文として認められるための基本中の基本です。

 

そのため、これさえ守れば合格できるというものではありません。それどころか、形式を意識するあまり、余計に難しく感じてしまうこともあります。

 

その原因は、なぜこのような形式にしなければいけないかという、理由を理解していないことです。

 

「序論、本論、結論」という形式は、学問的態度の一環に過ぎません。学問とは「学び、問う」勉強スタイルなので、レポートに問いと答えを明記する必要があります。

 

「序論、本論、結論」は、まさにこのための形式です。序論で問いを立て、本論で議論し、結論で答えを出しましょう。

レポート合格の本質

ここまで読めば、問いがすべてのルールの根源であることを理解できたと思います。

 

問いを立てる際は、レポート課題からテーマを絞り込み、このテーマを解決するための疑問文を考えましょう。

 

このとき、どのような問いを立てるかによって、同じレポート課題でも難易度は変わります。一般的に、具体的な問いを立てると評価は上がり、シンプルな問いを立てると議論をまとめやすくなります。

 

例えば、「民主政治は何に依拠し、政党は私たちにどのような恩恵をもたらしたか。」と「政党は私たちにどのような恩恵をもたらしたか。」という2つの問いがあったとき、前者の方が論述の質は高くなり、後者の方が難易度が下がります。

 

どちらもレポートの要件を満たしていれば合格できるので、問いの内容によって、レポートの方向性をコントロールすることができるのです。

 

このようなわけで、レポート合格の本質とは、「どのような問いを立てるか」という点にあります。自分自身の知識量や考察スキルに応じて、問いの内容を調整することが重要なのです。

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