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入学しやすく、卒業しにくい
「難しい入試を経ず、慶應卒になれる方法がある」と言ったら、あなたは驚きますか?
答えは、慶應義塾大学の通信教育課程(慶應通信)へ入学することです。
「慶應通信」の入学者選抜には学力検査がないため、出願すればほとんどの人が合格できます。入学後、きちんと勉強して卒業所要単位を満たせば、慶應義塾大学の学位が与えられ、慶應卒になれます。
私はこの慶應通信で慶應義塾大学を卒業し、「人間関係学」の学士を取得しました。この学位は通学や通信を超えた慶應義塾大学の学位なので、社会的にも慶應卒と認められます。
このように言うと、夢の制度のように聞こえますが、卒業までの道のりは簡単ではありません。
慶通生はレポートや科目試験、スクーリングなどで単位を積み上げ、自分自身で採ったデータを踏まえた卒業論文を提出します。これらを独学で行うので、卒業の難易度は通学課程と比較にならず、最終的に卒業できる人は全体の約5%しかいません。
したがって、これから慶應通信への入学を検討する人は、まずは慶應通信に対して次のような認識を持ちましょう。
それは、「入学しやすく、卒業しにくい」という最も基本的な認識です。
閉鎖的な環境
「入学しやすく、卒業しにくい」ことには、明確な理由があります。
入学後に後悔しないよう、入学前に知っておくべきことは、次の2点に集約できます。
まずは、「閉鎖的な環境」から解説します。
思い返してみれば、私は入学から卒業まで、慶通生同士で勉強を教え合ったことがありません。テキストの解釈やレポートの内容について、言葉を交わした記憶がないのです。
このことは慶通生にとって当たり前ですが、一般的には驚きに値すると思います。
実際に、通学課程では講義のポイントを共有するなど、頻繁に情報交換を行います。同じ科目を学ぶ者の情報は、モチベーション管理やスムーズな単位取得の上で、かなり重要な役割を果たします。
ただ、慶應通信にはこの機会はありません。どの科目をいつ履修するかは学生の任意なので、進捗状況がバラバラだからです。
それでは、在籍年数が多い先輩に聞けば良いかと言うと、そうでもありません。多くの慶通生は専門教育科目に移行したら挫折するので、その先の勉強に取り組めていないからです。
つまり、慶通生にとって慶應通信は未知の世界であり、「教えたくても教えられない」というのが、実際のところなのです。
慶應通信について教えられる人がいない理由
勘が良い人ならここまで読んで気付くかもしれませんが、「卒業生に聞く」という方法もあります。
卒業生は一通りの経験をしているので、あなたが知りたいことを教えてくれると思うかもしれません。
ただ、実際に卒業生と個人的に繋がり、有益な情報を得ている人はほとんど存在しないでしょう。
その理由は、2つ考えられます。
1つ目は、慶應通信の卒業生そのものが少ないことです。
慶應通信の卒業率は約5%なので、あなたが教えてほしいタイミングで出会えることはほとんどありません。
2つ目は、わざわざ慶應通信の卒業生と名乗り出ないことです。
これは慶通生特有のコンプレックスが関係するので、詳しく説明します。
社会的に見て通信教育課程に対するイメージは芳しくなく、多くの卒業生は慶通生時代に不当に低評価され、その悔しさを知っています。そのため、せっかく勝ち取った慶應卒の価値に対しては、絶対にケチを付けられたくないという心理があるのです。
また、そもそも卒業すれば通学課程と分け隔てなく学位が与えられるので、在籍時の課程を申告する義務もありません。
このようなわけで、慶應通信にはリアルタイムな情報やオープンな環境はなく、本来必要な情報が制限されているのです。
教育システムの破綻
次に、「教育システムの破綻」について解説します。
慶應通信には、講義・先生・カリキュラムが存在しません。
これらの代わりが、レポートです。
配本科目から自由に選択し、独学で完成させて期日までに提出します。
この点が卒業を非常に困難にします。
本来、講義を受けて理解すべき内容を、慶通生は文献を読んで自分自身で解釈しないといけません。そのためにはモチベーションを管理し、自発的に取り組む必要があります。
このように、大学から卒業に向けたアプローチは一切なく、勉強上の問題はすべて自分自身で解決することが、慶應通信の全貌です。
しかしながら、私はこの教育システムこそ、うまく活用すれば最大の学びが可能になると考えています。
実際に、慶應通信を卒業すれば、入学時と別人になれます。独学を通じて、他では決して身に付かない、高度な思考回路を手に入れることができるからです。
まったく新しい勉強スタイルの学問
それでは、このような慶應通信で学ぶ上で、必須となる考え方について解説します。
私たちは小学校から高校まで、先生から教えられたことを理解し、正しく覚えるという方法で勉強しました。教科書に載っている知識を習得し、テストでどれだけ再現できるかで評価が決まります。
これは、「学び、習う」スタイルの「学習」であり、私たちは「勉強=学習」という先入観を植え付けられているのです。
そのため、慶應通信でも「学習」スタイルでレポートを書こうとしますが、ある時点からうまくいかないことに気付きます。そこで初めて、「なぜうまくいかないか?」を考え、読解力や文章力などに注目します。
ただ、これらは本質的な理由ではありません。勉強の概念そのものを間違えていることが、すべての原因だからです。
慶應通信における勉強とは、「学習」ではなく「学問」です。
学問とは「学び、問う」スタイルの勉強であり、自ら問いを立てる点で、学習と異なります。
このようなわけで、慶應通信で成功するには、すべての勉強を学問的視野から行う必要があるのです。
例えば、文献を読んで納得するだけでは、ただの学習です。一方、納得の先で疑問を持ち、その疑問に対して答えを出せば、学問です。
実際に、レポートでは自分自身で問いを立て、結論を導きます。
与えられた問題を解くのではなく、自ら問いを立てるという思考が、慶應通信では必須になります。
なるべく早く卒業するための考え方
ここまで、「入学しやすく、卒業しにくい」理由について解説しました。
最後に、なるべく早く卒業するための考え方を教えます。
慶應通信の平均卒業年数は8年間です。これだけの時間がかかる理由は、単に勉強内容が難しいからではありません。
努力の方向性を間違えているからです。
多くの人は、1年目になるべく多くの単位を取得しようとします。スクーリングや英語など、レポートの知識が必要ない科目に取り組み、目先の単位を増やそうと考えます。
ただ、1年目に多くの単位を取っても、卒業時期はほとんど変わりません。難しい科目が残り、2年目以降に履修できる科目が減るので、ペースダウンするからです。
一方、最初にきちんとレポートを学んだ人は、2年目以降に履修できる科目が増えます。毎年選択肢が広がるので、結果的に早く卒業できるのです。
このようなわけで、卒業に多くの年数がかかる原因は、レポートの勉強を後回しにすることです。壁に突き当たってから勉強を始めるので、それまでの時間が無駄になり、余計に2、3年かかってしまうのです。
卒業時期を早めるために、最初にレポートを学ぶことが、いかに重要か理解できたと思います。
入学後、正しく努力する方法
ここまで読んで、「入学したいと思ったけど、そんなに卒業が難しいならやめよう」と考える人もいるかもしれません。
ただ、それは非常にもったいない判断です。
実際のところ、正しく努力すれば、勉強が苦手な人でも慶應通信を卒業できます。
その方法は、当サイトから学ぶことです。
当サイトは、慶應通信の卒業生かつ豊富な指導実績を持つ私の目線から、本当に有益な情報を載せています。そのため、当サイトを隅々まで読めば、必要な知識はすべて手に入ります。
また、無料メルマガ講義では、卒業への思考やレポートのノウハウについて段階的に解説します。
もう1つの方法は、私から直接学ぶことです。
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