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社会心理学では何を学べるか
「心理学」と言うと、「人の心」を読む学問と思われがちです。
ただ、これは大きな間違いです。それどころか、心理学は「心」という抽象的な概念を排除し、様々な統計的データをもとに、目に見える行動傾向を研究する学問となります。
そのため、「社会心理学」では、社会に存在する様々な場面における行動パターンを学ぶことができます。人間の行動様式について知りたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
著作権の関係上、レポート課題は掲載できませんが、課題は複数あり、設問形式になっています。そのため、各課題で問われる内容に対する答えを述べるポートとなります。
最適な事例の探し方
今回は、個人の場合と集団の場合の行動お違いが問われているので、まずはこの答えを書き出します。
次に、実際に起こった事件や実験を挙げて、これらについて詳しく説明します。今回の場合、集団規範や同調に関する具体的事例を文献から探します。
シェリフは暗室の中に人を単独もしくは複数で入れ、光の点の移動距離を報告させた。その結果、個人では差が生じた測定値が、集団になると一つの値に定まった。(『社会心理学』126、127頁)
この文章は、有名な「暗室の実験」です。同様にして、もう1つの課題では「キティ事件」と呼ばれる事件を引用します。
1964年のニューヨークで若い女性が暴漢に襲われた。時刻は午前3時ごろ、彼女は仕事の帰路の最中だった。女性は必死に逃げ、その際の叫び声は現場付近に住む38人もの人々に届いていた。それにもかかわらず、それらの人々は誰一人として救助に向かおうとせず、ただ眺めるばかりであった。そして女性が事切れた後、ようやく一本の通報があった(『説得と影響』78頁)。
これらの具体例は今回の課題に最適な事例です。逆に言えば、こうした事例を想定した課題とも言えるので、これに気付けば、考察まで含めて、文献にすべて答えが書いてある状態になります。
このように、課題と関連した事例を紹介することで、問われる内容に対する答えを明記できます。ネットから引用する場合、個人のブログではなく、きちんとした文献のPDFであるなど出典を確認しましょう。
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