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卒業の根底には「レポート」がある
私は徹底したレポート学習による慶應通信の卒業を提唱しています。
そこでこのページでは、スクーリングや科目試験といった勉強もあるなか、なぜレポートに注力しなければならないかについて説明します。
理由は簡単で、レポート提出が唯一の科目試験受験資格だからです。
慶應通信では、テキスト単位が卒業所要単位の大部分を占めます。テキスト単位を履修するには、レポートと科目試験の両方に合格する必要があるので、レポートを提出しなければ、科目試験を受験することすらできません。
このようなわけで、慶應通信の卒業の根底には、「レポート提出」があります。
それにも拘わらず、慶通生のなかには努力の方向性が間違っている人が多く見られます。
そういった人は、レポート以外の勉強に時間を費やしています。スクーリングでは担当教授の研究分野まで理解しようとたり、科目試験前にはテキスト内容をすべて理解しようとします。
そして、スクーリングや科目試験が終わると、きれいさっぱり勉強しなくなってしまいます。
こういう人は100%失敗します。
スクーリングや科目試験では、そこまで努力する必要はありません。これらは卒業の本質ではないので、最低限で十分なのです。
そこにかける労力があるなら、それを新規のレポートに注いだ方が、圧倒的に成功できます。
このようにほんの少し努力のポイントを変えるだけで、慶應通信のすべてはうまく回り始めます。
レポートを勉強すべき3つの理由
慶應通信におけるレポートの重要性は、次の3点に集約できます。
科目試験の受験資格となっている
勉強方法が不明である
合格ハードルが高い
まずは、科目試験の受験資格について説明していきます。
慶應通信では、レポート提出が科目試験の受験資格になります。レポートを書かなければ、科目試験に「参加」することすらできず、その結果テキスト単位を履修することができません。
ただ、卒論登録などの重要な手続きの資格は、必ずテキスト単位が参照されます。そのため、テキスト単位を履修していかなければ、一歩も前に進んでいないの同じです。
このことに気づいた人だけが、慶應通信におけるレポートの意味を理解し始めます。ただ、その後も壁があります。
勉強方法が不明なことです。
どうすれば慶應通信のレポートが合格できるかについては、全てベールに包まれています。実際に、レポートに関する講義はなく、どのレポートにも通用する書き方など、存在しないからです。
確かに、参考書を読めば、一般的なレポートの書き方を理解することができます。ただ、慶應通信で合格できるレポートの書き方は、決して理解できません。
そして、極めつけがその合格ハードルの高さです。
慶應通信では、課題に充分に答えていないと判断されたレポートは、すべて不合格になります。内容だけでなく、形式や量も厳しくチェックされるので、初学者は100%レポートに泣かされると言えます。
私の場合、たった1単位のために3回もレポートを提出したこともありますし、足掛け3年かけて完成させたレポートもあります。
単に再提出なったレポート科目なら、本当にきりがないくらいです。
このように、何度でも容赦なく落とされるのが、慶應通信のレポートの特徴です。書き始めてからテキスト単位になるまでに、多くの時間がかかります。
したがって、なるべく早く取りかからなければなりません。レポートを書かなくなったら慶通生として終わりなのです。
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レポート以外しっかり力を抜く
かなり厳しいことを言ってきましたが、慶應通信には絶対に受からないほど難しい科目はありません。レポートさえ乗り越えれば、高校までの勉強法で対応することができます。
そこで重要になることは、勉強の配分です。
効率的に勉強するために、レポート以外はきちんと力を抜くようにして下さい。
実際のところ、多くの人はこの配分をかなり間違えています。これを正すだけで、同じ努力でも多くの単位を取ることができるようになります。
なかでも、スクーリングに力を注いでいる人は、要注意です。年に1度の機会なので、気合いが入る気持ちは分かりますが、スクーリングで頑張る必要はまったくありません。
頑張ろうが頑張るまいが、単位は取れるからです。
そのため、スクーリング自体は省エネで過ごし、時間と体力を節約します。その後の時間をレポートに充てたり、スクーリング後の11ヶ月間に向けた準備を進めてみて下さい。
このように慶應通信の本質を理解すると、どのようなマインドセットを持つべきかが理解できます。徹底的にレポートを学ぶだけで、自然と成功の扉は開けます。
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