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科目試験の「厳しさ」を再認識する重要性
※このページは2021年7月に作成し、2023年9月に加筆しています
2020年度〜2022年度の慶應通信では、科目試験を受験することなく、テキスト単位を取得できました。
もちろん、完全に無試験というわけではなく、回答をまとめたレポートを提出することで、筆記試験の代わりとしています。
察しの良い人はここまで読めば分かりますが、慶應通信の勉強が総じて易化しています。
まずは、この点について解説していきます。
本来であれば、テキスト単位を取得するにはテキストを熟知しないといけません。知識を体系づけて理解し、具体例がスラスラ出てくる状態になって初めて、単位履修に値するからです。
個々人の知識レベルは記述させれば一目瞭然なので、慶應通信では科目試験が実施され、筆記試験が行われてきました。そのため、科目試験は慶應通信の勉強の根幹を成し、レポートと違った厳しさを持っています。
科目試験の厳しさは、何が出題されるか分からないことです。
科目試験では、試験開始の瞬間に目に飛び込んできた問いに対して、頭の中から情報を探し、その場で組み立ます。
したがって、何が出題されても回答できるようにテキストを全面的に対策し、ある程度の分量で記述できるように表現を暗記しておく必要があるのです。
代替レポート制度の恩恵
科目試験は何が出題されるか分からず、テキストなしで解答しないといけません。
このように言うと身も蓋もない話に聞こえますが、この点を再認識することで、代替レポートの攻略法が見えてきます。
なぜなら、もし少しでも緩和されたら、あらゆる試験の難易度はかなり下がるからです。
ただ、緩和ではなく完全に排除してしまっているのが、代替レポート制度です。
代替レポート制度では、事前に課題がリリースされ、テキストやインターネットを閲覧し、期限までにレポートを提出します。
レポートとして見れば普通の手順ですが、科目試験の視点から眺めると、「出題問題が告知され、持ち込み可の科目試験」と同義であることが分かります。
正直な話、何が出題されるか分かっている試験ほど、簡単な試験はありません。
テキストにすべての回答が載っているので、試験特有の厳しさが排除された「超サービス措置」であることを認識してください。
また、代替レポート制度で取得できるものがスクーリング単位のようなサブ単位ではなく、伝統のテキスト単位である点もポイントです。
テキスト単位はスクーリング単位と比べて難易度が高く、卒業所要単位の大部分を占めるため、名実ともに卒業要件のメインとなります。そのため、本当に実力がある人以外合格できず、1回の科目試験で10単位以上取得するのは至難の業です。
ただ、代替レポート制度では、回答を調べてまとめるだけで、卒業所要単位として正式に認められます。すべてのテキスト科目に対応しているので、代替レポート制度期間に入学し、科目試験を一度も受けることなく卒業した人もいます。
代替レポート制度の明暗
このように代替レポート制度を最大限活用すれば、卒業に直結する程の単位を稼ぐことができます。
そこで、当制度を最大限活用するノウハウを教えます。
当制度の下では、できるだけ多くのレポートを提出し、代替レポートに持ち込むことが基本的な考え方です。
必修科目や単位数の大きい科目、あるいは難易度の高い科目を中心にA〜F群を埋めましょう。
科目選択の際は、レポート課題より群を意識することが重要です。レポート提出期限翌日に各群から科目をピックアップし、進捗状況を管理しましょう。
また、英語科目は通常の科目試験が対策しづらいので、苦手な人は代替レポートで履修すると良いでしょう。
英語は答えが決まっているので、代替レポートで大幅に難易度を下げることができ、またワーク形式なので時間効率が良く、他の科目とのスケジュール調整も容易です。
このように必修科目や卒業要件となる科目を優先して履修し、卒業を阻む壁を1つでも取り払っておきましょう。
最後になりますが、当制度はいつまでも続くものではありません。そのため、この特別な状況を自己改革のキッカケとし、制度終了後の学びに繋げることが重要です。
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