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卒論は理論で決まる
慶應通信の卒論は前半で理論、後半で実験を扱います。
全体を通して大切なことは、文献理解に力を入れ、理論を充実させることです。実験結果に対して考察を加える際、助けになるからです。
実験結果というものは、往々にして思った通りのものは得られません。そのとき理論をきちんと理解していれば、なぜそうなったかについて述べることができます。
私の場合、内発的動機づけに効果がある授業を3つ用意しました。ただ、仮説通りの実験結果を得ることができませんでした。
どう考察を加えたら良いか途方に暮れてしまいましたが、内発的動機づけの下位尺度を理解していれば、「この授業は内発的動機づけのうち、この部分には効果がなかったけれど、この部分には効果があった」と考察する事ができることに気付いたのです。
実験データが取れそうな分野からテーマを決める
慶應通信の卒論では、実験データが求められます。これは、実験やアンケートによって自ら取る必要があります。、
実際のところ、このことは慶應通信の難易度を最大限に高めています。
多くの卒論生は、このめに駆けずり回っています。地方公共団体に頼み込んだり、外国で街頭アンケートを何百枚も取ったりしています。
このように卒論の最大の難関は、実験データす。そのため、そもそもデータを取れる分野からテーマを決める必要があります。
私の場合、家庭教師先の生徒さんに協力してもらう事で、データを取れるのではないかと考えました。類変更してまで教育心理学をテーマとしたのは、すべてこのデータのためです。
卒論では自分の関心のある分野にこだわるより、データが取れそうなテーマを考える事が大切です。職場、学校、家庭といった現在の自分の環境から、どのようなデータを取ることができるのかについて、普段から考えおくことが重要です。
卒論に関する手続き
卒論関係の手続きのうち、代表的なものを紹介します。
卒論指導登録
卒論指導申込
卒業予定申告
まず、卒論指導登録ですが、これは卒論関連において一番初めに行う手続きです。
卒論テーマについてA4一枚程度にまとめて提出し、卒論テーマと指導教授を確定させます。ただ、内容が曖昧であったり、担当教授がいない場合は、再提出となってしまいます。
この審査に通ると、卒論指導ノートがもらえます。これは卒論生の証であり、卒業への折り返し地点にたったことを意味します。
次に、卒業指導申込ですが、これは直近の指導への申込です。卒論指導は、毎年5月と10月の年2回実施されます。
よくある勘違いとして、卒論指導登録をすることで自動的に卒論指導申込もされるというものがあります。ただ、これらは別物なので、必ず指導の度に忘れずに行ってください。
最後に、卒業予定申告ですが、これは「来年度の卒業を予定しています」という事務局への報告となります。
最も気を付けるべきことは、予定申告は卒業の約1年前に済ませておかなければならないことです。例えば、2019年3月に卒業したい場合は、2018年5月までに提出しておかなければ目標達成は不可能になります。
当然ですが、卒業の目途がまったく立っていなければ、担当教授は承認してくれません。また、卒業を確約するものでもないので、提出したから言って卒業できるとは限りません。
私の経験上、卒業の1年前の時点では、完成の目途などまったく立っていないものです。そのため、とにかく熱意を見せて予定申告を行い、帳尻を合わすべく本気で努力する以外ありません。
ただ、これに関して言えば、何よりも「手続き自体を忘れない」ことが大切です。
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