現代に残された学歴アメリカン・ドリーム

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慶應通信では、なまじ勉強ができた人より、苦手だった人の方が大成します。今からその理由について説明します。

慶應通信は決して、高校までの優等生にとって有利な環境ではありません。実際に、県内トップの高校に通っていた人やMARCH卒の人もいますが、慶應通信ではまったく通用していません。

その反対に、私のように高校で落ちこぼれた人が一夜にして慶應生になり、最終的に学年トップの高学歴になってしまうケースもあります。

こういった事例を見ていると、慶應通信は高校までの学歴を逆転できる「アメリカンドリーム」だと言えます。

慶應通信では、高校までの学力は関係ありません。どれだけ勉強ができたかより、どれだけ勉強で悔しい想いをしてきたかの方が重要だからです。

私は高校時代に努力できず、そのことを後悔しながら卒業していきました。さらに慶應通信に入学したことで、今度はアイデンティティについて悩みました。

こうして学歴コンプレックスが形成されたのですが、実を言うと、これこそ私が慶應通信で成功できた唯一の理由です。

慶應通信のような特殊な環境では、基礎学力や効率性より、確固たるエネルギー源を持つことが重要です。

私の場合、上述のコンプレックスがエネルギー源でした。エネルギー源と言えば聞こえはいいですが、要は劣等感や悔しさといった負の感情です。

ただ、たとえ負であろうが、自分の内部にエネルギー源を持っていることが重要です。

高校までは落ちこぼれでも最終的に慶應卒になれた人と、高校までは最高に優秀でも卒業できなかった人の違いは、すべてエネルギー源の有無にかかっています。

ただ、慶通生の中に、エネルギー源を持たない人はいません。

すべての慶通生は、自ら志願して、慶應通信に入学したからです。具体的な理由があり、それまでの経験が関与しています。

これこそ慶應通信で成功するために最も重要な要素です。あなたは既に、卒業するのに十分なエネルギー源を持っているのです。

このようなわけで、慶應通信を卒業できない慶通生はいません。だれでも、必ず慶應卒になれます。

ただ、いくつも壁にぶつかることになるので、そのときは私を頼るようにして下さい。あなたのエネルギーが枯渇してしまう前に、具体的な勉強の仕方を教えます。

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