サスペンスドラマ

慶應通信としてのアイデンティティの保ち方

常にやる気がある人というのは存在しない

マインドセットのうち最も基本となるのは、慶應通信としてのアイデンティティです。アイデンティティがぐらぐらだと継続して努力することができず、ちょっとしたことで諦めてしまいます。

 

ここでアイデンティティという言葉を簡単に説明すると、「自分自身のことをどう思うか」です。つまり自覚です。そのため慶應通信のアイデンティティとは、慶應通信に属す自分のことをかっこよいと思えるかです。そして、これをどう思うかが卒業においてとても重要なことなのです。

 

まず知ってほしいことは、自覚は自信につながるという事です。慶應通信に対してコンプレックスを持っていたり、そこで学ぶ自分自身を卑下する気持ちがあると、慶應通信で成功することはかなり難しくなります。これだけは本当に損であり、したがって他のどんな勉強よりこの気持ちを取っ払うことが最優先事項になります。

 

それでは、「なぜアイデンティティを確立しなければいけないか」について考えていきましょう。教育心理学にはやる気についての研究「動機づけ理論」と言うものがあります。そこでは、やる気を2種類に分類しています。

 

内発的動機づけと外発的動機づけ

 

自分から進んで行動する内発的動機づけに対し、外発的動機づけでは人から強制されなければ行動しません。この外発的動機づけをいかにして内発的動機づけへ変えていくかが動機づけ理論です。

 

内発的動機づけの源は3つあり、「自己決定感」「有能感」「他者受容感」になります。このうち「自己決定感」と「有能感」の基本となるのが、「他者受容感」です。したがって、他者受容感がすべての内発的動機づけの源と言えるのです。

 

他者受容感とは「自分は人から認められた存在なんだ」という認識です。要するに自分の心の置き場所、居場所です。心を落ち着けて努力できる環境がなければ、才能を伸ばすことなど到底できません。

 

これに関する実例を教えます。ある学級に周りから無視されている小学生がいるとします。その子はクラスメートはもちろん、担任の先生からも無関心を貫き通されています。授業中もテストの結果も遊びに関しても無視され続けました。クラスでただ一人、テストで100点を取ったときも誰一人何一つのリアクションを起こされませんでした。

 

この生徒は次第にこう思うようになります。

 

「自分の存在って何なんだろう」

 

運悪くその答えを見つけられなかった場合、その生徒はどうなってしまうのでしょうか。その子はすべてのやる気を失い、何の努力もしない人になってしまいます。

 

さて、この例から分かることは何でしょうか。
「自分は人から認められた存在なんだ」という他者受容感が欠けていたということで、それと直接関係ない勉強のやる気まで失ってしまったことです。

 

そして先の「自分の存在は何なんだろう」とは、まぎれもなくアイデンティティの問いです。そのためアイデンティティは、自分の内側から自然に湧き上がってくるのではなく、常に他人からの影響を受けることが分かります。このようなわけで、他者受容感とはアイデンティティのことであり、それが内発的動機づけの源であることが分かります。

 

慶應通信に話を戻します。アイデンティティは他者からの影響を受けます。つまり仮に慶應通信に対する心無い声を聞いてしまった場合、たちまちのうちにモチベーションが低下してしまう危険性があるのです。

 

あなたは慶應通信であることにケチをつけられた経験がありませんか。実際のところ、これが一番こたえます。レポートが落ちた時の100倍くらいモチベーションが揺らいでしまいます。

 

そのため慶應通信を自称することを躊躇する人もいるかもしれません。これに対して私は、言いたくいなら言わないでいいと思います。実際に私も必要性がない限り、「慶應」で済ませています。しかもこれは在籍時からやっていました。

 

正直に言ってストレスをためるくらいなら、「スゴイね」と言われて、それに近づけるよう卒業へ気持ちを持っていく方が良いからです。

 

ですから、今後そのような悪い「声」に接したら、そもそも慶應通信であることを言わずに「慶應」とだけ言うのも手かと思います。どのみち卒業したら通信も通学もありません。すべて慶應卒で統一され、大学側からも社会的にも慶應卒になるのです。

 

したがって、「自分は未来の慶應卒」「通信かどうかなど関係ない」と、このように思わなければなりません。

 

もちろん、現状通信に対して何の問題もない人はそのまま頑張ってほしいと思います。しかし、そのやる気は実はアイデンティティとともにあって、それは他者の評価を強く受けるということを覚えておいてください。

通信生しか身につかない能力とは

皆さんは「通信」という言葉に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

最近は認知が広まってきていますが、依然として差別的な見方も存在します。特に慶應のような超有名ブランドの通信となると、知名度もそれなりにあり、同時にかなりの数のアンチが存在します。

 

アンチの人たちは、「慶應通信を卒業しても慶應卒にはならない」とか「通信は社会的には認められていない」など勝手なことを言っています。しかし彼らの正体は実は慶應通信を卒業できなかった人です。内情を知りすぎているということが、その証拠です。そのためただの僻みに過ぎないので、絶対に気にしてはいけません。

 

実際に、正式な学位には通学と通信の区別などないですし、卒業証書にも「通信」の文字は一切ありません。証拠として、私の卒業証書をお見せします。

 

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とは言え、私自信、このような差別的な発言にかなり苦しめられたことがあります。先ほども説明した通り、努力の根幹には、確固たるアイデンティティが必要です。それが揺らいでしまうのは大問題なので、今回はそういう人向けに、この記事を書きました。

 

「慶應通信を卒業したら、通学生と同じくらいの学力がつくのかなあ・・・」

 

この言葉は10年以上前に聞いたものですが、私にとって最期まで重要なテーマでした。

 

当時18歳の私は、通信の入学のしやすさにとにかく驚きました。「これは本当に慶應なのか、と言うか大学として成り立っているのか」という疑問と困惑の念が強かったので、慶應通信の実態や周りからの評価がとても気になっていました。

 

また、もし仮に卒業できたとしても、正式に慶應卒と認められないならば、何のために努力するのか分かりません。そのため、アイデンティティを確立することは努力するための死活問題でした。

 

実際のところ、慶應通信の勉強内容や勉強の進め方は相当特殊です。基本的には「レポートを書く」という勉強だけを繰り返します。この学習の成果といわゆる慶應卒の学力の繋がりが全く見えなかったことから、どうしてもレポートに対して乗り気になれませんでした。

 

しかし卒業した今言えることとしては、レポートには慶應通信のすべての勉強が詰まっています。レポートだけしっかりやっていれば、すべての能力が身につくので心配せずに取り組んでくださいということです。

 

実際のところ、レポートこそ大学生が学問するための最適な勉強です。同時に一番厳しい学びのスタイルとも言えます。これに何年間も揉まれることで、通信生は通学生では決して身につかない特別な能力が否が応にも育まれます。

 

それは文章力、学力、説得力などといった狭いものではありません。生涯活きる「分析力」です。

 

実際、慶通生は目の前の1単位を知識ゼロから取っていきます。このような過程は、通信生にとっては日常です。ですから、社会人はおろか普通の大学生に比べて、自分で考える能力が異常なくらい鍛えられるのです。?

知力を育むレポート

ここまで説明したことで、慶通生としてのあなたのアイデンティティが生まれたと思います。それは、あなたの能力を高め、慶應卒になるということです。要は賢くなるという事であり、慶應通信で長く苦しい勉強は、そこに通ずると考えてください。

 

そこで考えてほしいことは、例えばスクーリングを受けているだけでこの力が育まれると思いますか、という事です。スクーリングという勉強法はただの受け身の人間を量産します。もちろん聞いてるだけなので単純な学力もほとんど伸びません。

 

一方、レポート学習はどうでしょうか。レポートでは、自分の頭と足だけを使い、まさに主体的な取り組みによって問題を突破します。こうした学びを通じて、例えば入試の問題より圧倒的に難しい勉強をしていることになるのです。

 

このようなわけで慶通生は自らを卑下する必要はありません。卒業したら慶應卒であり、それはあなたの実力で勝ち取った学歴なので、胸を張って良いのです。

 

ここまでアイデンティティについて考えている人は少ないと思いますが、こうして考えることで、まずはとにかくレポートを書かなければならないことも同時に浮かび上がってきます。?

 

さて、今回は努力の根源であるアイデンティティに関する話になりました。常に壁しかない慶通生はしっかりとしたアイデンティティを確立する必要があるのです。

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