サスペンスドラマ

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コピペはレポート質を下げる反面、引用はレポートの質を上げます。

 

この様に言っても、実践に使える引用の方法を知らなければ、意味がありません。そこで、引用の実践的な方法について解説していきます。

 

引用に関して重要なことは、次の2点です。

 

○学術書から引用すること

 

○引用の形式

 

・独創性より客観性

 

大学生のレポートでは、独創的な発見はまったく求められません。それより内容として正しいか、つまり十分な客観性が備わっているかが重要です。

 

実際のところレポートは、先行研究の内容に忠実であり、かつそれをきちんと引用していれば、なんら新しいことを言っていなくても余裕で受かります。

 

・効果的な引用個所とは

 

レポートでは引用が推奨されるという事を理解できても、文献のどこを引用すれば良いかが分からないと、実践では使えません。なかには、「すべて引用してしまいそうになる」という人もいるので、引用箇所を見極めることは重要です。

 

引用は基本的に、次の2点に対して行います。

 

〇用語の定義づけ

 

〇自分の主張の根拠

 

まず、用語の定義づけです。

 

以下の2つの文を見てください。

 

「脳卒中の正式名称は「脳血管障害」であり、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血に分けられます。」

 

「『文献名』(出版年)によると、脳卒中とは「急性症状を示す脳血管障害」によると定義される。これは虚血性と出血性に大別でき、前者で代表的なものに脳梗塞、後者で代表的なものに脳出血とくも膜下出血が知られている。そこで、本レポートでは、脳梗塞、脳出血、くも膜下について述べていく。」

 

これらは、両方とも脳卒中の概念を説明したものですが、信頼性はまったくもって異なります。前者は自分の言葉で定義づけをしているのに対し、後者はきちんと引用を行って定義づけしています。

 

レポートテーマに関わる用語の定義は、何より正確さが求められます。そのため、出典が正確である必要があるため、後者のように引用を行い、きちんと定義してください。

 

引用が適する場面は、もう1つあります。

 

レポートは基本的に自分の主張として何を述べても良いのですが、その根拠となる内容が文献内にないといけません。そこで、自分の主張の根拠となる文を文献から引用します。

 

論理的な文章は「事実→根拠→推論(主張or考察)」と展開します。

 

例えば、

 

地球温暖化が進んでいる(事実)

 

100年間で地球の平均気温は2度上昇している(根拠)

 

30年後には南極の氷は30%減少し、深刻な生態系への影響が予想される(推論)

 

このように「事実→根拠→推論」と展開し、事実に対して、推論を行います。

 

ただ、この推論が成立するのは、あくまで事実が事実として正しい場合のみです。本当は地球温暖化が進んでいないのに、南極への被害を述べることはできません。

 

つまり、自分の意見を支えているのは、事実そのものではなく、その根拠なのです。そこで、根拠となる文は文献から引用を行い、正確な情報であることを示します。

 

・引用のフォーマット

 

最後に引用の形式を教えます。これは主に2つの方法があります。

 

1つは出典を明らかにしたうえで、文献をコピペする方法です。その場合、以下のように書きます。

 

〇〇著『文献名』(年号)P50によると、「…(引用文のコピペ)…」という。

 

または、

 

「…(引用文のコピペ)…」とある。(〇〇著『文献名』(年号)P50)

 

また、もう1つの方法として、完全なコピペを行うのではなく、出典を載せたうえで文献の内容をまとめるという方法もあります。例えば私の卒論では、以下のように引用を行っています。

 

「Nissen(1930)は、満腹になり一時的動因が満たされたラットが、迷路を探索するためにわざわざ電気の流れる通路を通る事を発見し、この様な行動を「探索動因」によって説明し、この様な好奇心によって生起する行動を「探索行動」と呼んだ。」

 

このように先行研究の所在を明らかにした上で、本文は引用せず自分の言葉でまとめます。この方法は、原文から必要箇所のみを持ってこれるというメリットがあります。

 

このように引用は必須のスキルであり、簡単にレポートのレベルを上げることができますが、気をつけるべき点もあります。

 

それは、「正しい解釈をしたうえで引用する」ということです。間違った解釈のまま引用してしまうと、勉強量が足りないことが明らかになるため、逆に評価は下がります。

 

したがって、テキスト理解を十分に深めてから、これらテクニックを用いてください。

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