サスペンスドラマ

政治学 日本の資本主義民主政治

民主主義政治の基本精神

民主主義と言うと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

 

自由、平等・・・といった抽象的な言葉が浮かびますが、これらをどう実現するかが政治です。

 

民主主義政治とは何によって成立しているのでしょうか。

 

民主主義政治に必要な要素として、立憲主義、法治主義、権力分立制、代議制といったものがあります。

 

それぞれ簡単に説明すると、

 

立憲主義は憲法を国の最高法規とする原則

 

法治主義はすべての国民は法に従わなければならないという原則

 

権力分立制は国の権力を一か所に集中せず、分散するという原則

 

代議制は国民によって選ばれた代表者によって、政治が行われるという原則

 

このようになります。

 

見てお分かりの通り、民主主義政治を掲げる日本はすべて当てはまりますが、中国などの共産主義政治の国は違った特徴をもっています。

 

それでは日本を例にとって、民主主義政治について説明していきます。

 

まず国の権力ですが、日本の場合立法権・行政権・司法権に分けられます。

 

権力を分散する理由は、絶対王政のような権力の濫用を防ぐためです。

 

この考えはフランスのモンテスキュー『法の精神』のよるものであり、国会・内閣・裁判所がこれらを行使しています。

 

代議制ですが、これは選挙の方法により直接代議制と間接代議制の2つに分けられます。

 

直接代議制とは国民が一か所に集まり議決を取る方法であり、物理的制約からスイスの一部の州でしか行われていません。

 

間接代議制はこの問題を解消すべく選挙という方法で国民の代表者を決定します。

 

日本の場合、衆議院は小選挙区比例代表並立制を採用しています。

 

小選挙区制とは小さい選挙区を設定し、そこから1人を選出する方法です。

 

対となるものに、大きな選挙区から複数を選出する大選挙区制があります。

 

小選挙区制のメリットは、地域の事情を熟知した人が現れやすい点、立候補者の素性に明るいという点が挙げられます。

 

その反面、当選者以外に入れられた票は民意が反映されない死標になるということがあります。

 

比例代表制とは、政党の得票率に応じて議席が配分されるという選挙制度です。

 

この方法では選挙区制とは違い、候補者ごとではなく、政党に対して投票します。多く票を集めた政党は多くの政党員を当選させることができるということです。

国会

国会は法律・予算などが議論される機関です。

 

テレビ中継で、国会議事堂にて予算会議のシーンを見たことがあると思います。

 

と言っても、常に議論しているわけではなく、議題によって通常国会、特別国会、臨時国会などに分けられます。

 

通常国会は毎年1月から150日間行う国会であり、予算の審議がメインとなります。

 

期限内に終わらなかった場合、一度のみ30日以内の延長をすることができます。

 

その他の国会は必要に応じて開かれます。

 

国会は、衆議院と参議院からなる二院制を取っており、両院で可決されることで国会の決定となります。

 

両院間で意見の違いがある場合は、両院協議会という会議を開いて再議します。それでも決定に至らない場合は衆議院の議決が国会の議決となります。

 

衆議院に優越権が与えられている理由は、衆議院の方が任期が短く解散もあるため、民意を強く反映するためです。

 

これは衆議院の優越とい呼ばれ、予算の先議権、内閣不信任決議などは衆議院のみが持ちます。

 

次に政党について説明します。

 

政党とは同じ政治意見を持ったグループです。

 

国会に政党が一つしかなければ一党制、大きな二つの政党があれば二大政党制、複数の政党があれば多党制と呼ばれます。一般に、政党が少ないほど政権は安定し、政党が多いほど民意が反映されやすくなります。

 

一党制としては中国の共産党、二大政党制としてはアメリカが代表格です。

 

どちらも厳密にはそれ以外の少数政党もいるのですが、憲法的ないしは現実的にはそれらの政党が与党になることは不可能です。

 

日本は多党制ですが、近年は自民党と民主党が政権を独占していますので、二大政党制よりです。

 

政権を持っている政党を与党、政権のない政党を野党と呼ばれ、1955年から1993年まで二つの政党が交代で与党を担った55年体制が敷かれ、それ以降は分裂合体を繰り返しているということがあります。

 

日本の政党政治の大きな特徴として、連立政権があります。

 

単独で過半数を超えていれば与党になれますが、そうでない場合は頭数を増やすために選挙の時に政党同士で手を組むのです。

 

有名どころとしては、55年体制の末期では、最大勢力の自由民主党に対抗すべく、それ以外の政党はすべて手を組み、結果自民党を野党に落とすことに成功しました。

 

現在でも第3政党の公明党を取り込むことが重要視されているのはこのためです。

内閣

内閣は国会の信任に基づいて成立し、政治を行う機関です。

 

政治を行うと言っても、完全に独立して行うのではなく、常に国会の監視の目にさらされます。

 

これは内閣が作られるときの仕組みを知ることで理解できます。

 

内閣総理大臣は国会議員のなかから国会によって選ばれます。

 

通常、第一党の党首が内閣総理大臣になり、内閣総理大臣は任意に国務大臣を決めることができますが、過半数は国会議員から選ばなければなりません。

 

このようなわけで国会の信任に基づいて成立するという言えるのです。

 

内閣と国会の関係をもう少し話すと、国会の決定で誕生した内閣政権は、国会の権限である内閣不信任決議で罷免されます。

 

その場合内閣は10日以内に総辞職するか、国会議員のうち衆議院のみを解散させることができます。

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